駄文

□君の顔を見上げて
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マール「…ついてないなぁ…私のお気に入りのオルゴールが壊れちゃうなんて…せっかくの誕生日プレゼントだったのに」

クロノ「ん?マールじゃないか…どうしたんだ?落ち込んでるみたいだけど…?」

マール「あ、クロノ何でもないの…気にしないで…」
クロノ「そうか?まぁ何かあったら相談しろよ」
マール「クロノ…ありがと…」
マールは相談したかったがやはり言えなかった…かなり高級な物なのでなおすのには相当なお金がかかるのだ。旅をして色々お金がかかるのに言えるわけがなかった。今日は夜も遅くなったので皆寝ることにした。
そして次の日の朝…
クロノ「おーいマールそろそろ行くぞ!」

マール「え…?まだ朝早いし皆起きてないよ?」
クロノ「いいんだよ、マールだけ特別。ついてこいよ」

そう言うとクロノはマールの手を取り走り出す。
マール「ちょ、ちょっと待ってよ私まだパジャマ着替えてないの」
クロノ「そんな事してたら見られなくなるって!早く!」

そう言うとクロノは壁が立っていて茂みのある場所にマールを連れてきた。
クロノ「ここ、潜るんだ。俺が先に行くからついてきて」

マール「え…?うんわかったついて行くね」
クロノとマールが潜り通り抜けた先には見事に晴れ渡った空の中に虹色の鳥が沢山飛んでいた。
マール「クロノ…これって…」
クロノ「ほら、何か昨日泣きそうな顔をしてただろ?元気だしてほしくて…」

クロノは少し顔を空に見上げてそう言った。
マール「心配してくれてたんだね…ありがとう」
マールは空にいる鳥とクロノの顔をしばらく見上げていた…

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