白眼ノ里

□二人の遠い春
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「ナルト〜!!元気だった!?修行どうだった!?てかこれ夢じゃないでしょうね?」
「元気だし、修行疲れたし、これ元気だってばよ……」
「ナルト……」

以前と変わってないナルトに安心し、再び真衣はナルトを抱き締めた。





「ずっとずっとずーっと会いたかったよナルト……」


「真衣……」

ナルトは呟きながら真衣の背中に優しく手を回した。

「これからは一緒にいられる…真衣………」
「……うん」




二人は再会の喜びを噛みしめあったのだった。






















ーーー。

あの後二人は木の葉を少し散歩し、一楽のラーメンを食べてから火影に挨拶して真衣の家に帰ってきた。


「ナルト、今日はどうする?泊まってく?」

「お、おう……」

「……ナルト?」

「い、いやー……でも…うーん…」

「……どうしたの?」


「……真衣さ、俺ってばもう16だぜ?」

「…だから何?」

「だーかーらー!女の子の部屋に男を泊めてもいいのかって聞いてんの!」

「だって昔はよく泊まってたじゃない」

「………あー!!もう!!」




突然ナルトが真衣の体を軽々と抱き上げベットまで運びだした。

いきなりの行動に真衣も目を見開く。






「ち、ちょっと…!!ナルト!?」

「………俺だって男だぜ?」


そう言って真衣をベットに押し倒す。

「好きな子に触りたいって思うってばよ、しかも久しぶりだしさ」 

「ナルト……」







「なあ真衣……







してもいいか?」

少し気まずそうに目線を反らすとそう呟いた。
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