白眼ノ里

□あなたへの愛
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今日のネジは確か非番……。
てことは家で稽古してるかな?



真衣はいつもの忍服ではなく、今日のために買ったピンクの可愛いニットワンピを着ていつもより念入りに身支度をしていた。

髪にはカチューシャをし、首には去年の自分の誕生日にネジから貰ったネックレスをつけている。







いつもはあまりしないオシャレをするのは少々気恥ずかしい。

だが今日は勝負の日だ。
負けてはいられない。





よしっ……



身支度を終えた真衣はネジへの手作りクッキーを手に取り、大急ぎで日向家へ向かった。














ーーーー。

木の葉の住宅地の真ん中に大きくそびえる日向の屋敷。いつもなら辺りは閑静な空間が漂うが今日だけは違う。


真衣は家の前に箱を大量に抱えて立っているネジとその周りを囲む大量の女の子を見つけた。


「ネジさんどうか受け取ってくださいっ!!」


「ずっと前から好きでした!」


「ネジ様〜♡」
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