星の世界から放つ詩

□星の世界から放つ詩5
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「 S E E D 」

のんびり過ぎた春も
二人揺らいだ夏も
秋になってみて
静かに振り返る

あの日喧嘩した事も
大人気なく拗ねた事も
今になっては笑える事
ねぇ。沢山の思い出を
ありがとう。

人に触れる事怯えていた私が
初めて触れたいと思ったのは
あなただけでした

一歩一歩進むあなたの足取りは
いつも早くて追いつけない
そんなあたしに気づいて
初めて伸ばしてくれた
この重なりあった手が
これからの二人の
幸せの種のような気がした

どうか どうか 神様
離さないでね
この心を この二人を…

何から何まで初めての恋
分からない事だらけで
少し成長して
足跡を振り返ってみる

あの時泣きじゃくった事も
不安に押し潰されそうな日も
今思えば乗り越えた証
ねぇ。向き合ってくれて
ありがとう。

孤独な夜に慣れた私が
初めて孤独じゃない夜を知った
貴方が私を抱き眠りについた日

一歩二歩以上違う経験値は
すれ違いを生むばかり
それでも私から離れず
明日へと手を引いてくれた
この重なりあった手が
これからの二人の
未来の種のような気がした

どうか どうか 神様
別れさせないでね
この愛を この二人を…

どうか どうか 神様
離さないでね
この心を この二人を…

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