暗闇から放つ詩

□暗闇から放つ詩
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「返事のない問いかけ」

真昼の月が見える空
それは私にしか
見えない創物?
人々はあの空を見上げず上手く前へ進めない
私を置いて何処かへと
歩き続けていく。

何気ない過去で
暗闇に漂い始めて
明かりさえ見えない
真夜中に流れ出す涙
救いの手を求めては
結局最後は人の暖かさに怯えてまた一人の
世界へと歩んでく。

誰かには
見えるのでしょうか?
進み行くべき道が。
誰にでも
あるのでしょうか?
誰かを信じる事の強さを私はもう
忘れてしまったのでしょう
大切な事。そう何かを…

音一つない部屋の中
ゆっくりと寂しさだけが積もりゆく時の中
やっと聞こえてきた音は時計の針の音だけ。
また不安な明日が私を
迎えにやってきてしまうもうこの眼を閉じて
永遠の眠りにつこうか…

いつも過ぎた時を
振り返り
ただ悔やみ続ける日々。何をしていけば
良いのかわからない
不安の中現在(ココ)に
辿り着いていた。
標識もない
この荒れ果てた道に

いつかは
忘れられるでしょうか。一人で朝陽を
迎えてしまう寂しさを。私はいつの日か
取り戻せるでしょうか
素直に笑えた
あの頃の笑顔を…。
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