暗闇から放つ詩

□暗闇から放つ詩2
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「ツミビト」

忘れたと思っていた
貴方のその面影
誰かの言葉一つで
思い出す

私が貴方と
出会っていなければ
貴方はまだこの世で
きっと幸せに
暮らしていたのでしょう

気がついたんです。
貴方は忘れえぬ人
私は大切な貴方に
罪を犯したのです
あの時 貴方に
出逢ってしまったから

忘れたと思ってた
貴方のあの声
何かのきっかけで
脳裏をよぎっていく。

私が貴方を
好きならなければ
きっとこんなに
美しい朝陽をその目に
焼き付けた事でしょう

わかったのです
貴方は忘れては
いけない人
私は大切な貴方に
罪を犯したのです
あの頃 貴方に
出逢ってしまったから

きっとあの頃 あの時
貴方に
出逢っていなければ
この世界の何処で誰かを愛しているのでしょう…

そう 私は貴方の罪人。
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