暗闇から放つ詩

□暗闇から放つ詩4
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「夏」

へりくだった言葉で
いつも人と距離を置いて何気ない会話で
君との距離を保って。

そんな日常が
そんな僕が
もう何もかもが
嫌になって
全てを放り投げた 夏

ふと見上げた空は
どこか歪んで見えた。
色んな汚いもの
映した瞳は
もう何も綺麗に
映らないのだろう

あの頃の僕に
戻れるのなら一体
何からやり直すだろう?もしもあの頃に
戻れたとしても
今の僕にはならない。
なんて
言いきれないのにね。

周りの話を愛想笑いで
その場をしのぐ
いつもどこか冷めていて本当は一人で生きれる
なんて孤独思想抱いてる

そんな考え方が
そんな僕の全てが
嫌いになって
全てを置いて逃げた 夏

ふと見上げ空は
まだ歪んで見えてた
でも、
やっと分かったんだ
歪んでいるのは
この空ではなくて
この眼じゃなくて
この僕自身なんだって。
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