暗闇から放つ詩

□暗闇から放つ詩10
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「 い つ か 」

「いつか会おう」

本当は会えはしないんだ

「いつかね」

本当は無いんだ

言われた

本人に残るのは

マイナスのモノだけ

負のモノだけ

期待した気持ちに

深い傷が入るだけ

だから どうか

もう二度と

「いつか」なんて言葉を

口にはしないで

守られない事を

どうか

口にはしないで

僕だって

出来るだけ

傷つきたくないのさ

弱く愚かな人間だから

尊く儚い人間だから
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