金木犀

□無
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後光射す
聖なる内なる行方

唇と唇の柔らかさに泣けて

記憶と共に溶けた




雲が手の平に泳ぎ
導かれるまま
臓はこぞって呼吸を足す



逆さにした砂時計から
過去が
落ち始め

見るに耐えれぬ
共愛を




落ちた頃には
滑走路にて




朝の葉に降る
零の始まりに等しく




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