マジすか学園〜マジ女壊滅計画〜
□ゲキカラの思い、サドの思い
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夜道を歩きながらセンターのことを考えていた。マジすかプリズンの事も考えていた。今回の相手は場合によっては大惨事になりかねない。何としてもサドと話をしないと。
そして、近くの公園に着くと、そこにはサド、ブラック、トリゴヤの3人がいた。
夜空に星も出ていて、こんな話題を持ってこなければ、さぞ楽しく観賞できたことだろう。
そう思っていたら、サドから切り出してきた。
「どうせ、こいつらにも話すんだろうと思って連れてきた。悪かったか?」
「いや、返って好都合だ。手間が省けた。」
「用件はセンターとかいうマジ女のてっぺんのことだろ?お前、結構協力的らしいじゃねぇか。」
「まぁな。」
「どういうつもりだ?お前が今のマジ女に手を貸す理由がどこにある?マジ女は代々どんな危機でもラッパッパが一丸となって戦ってきた。優子さんなら、同じように厳しくても奴ら自身で解決させようとするだろう。なぜ、その優子さんを見ていたお前がそんな甘えを与えるんだ?」
手こそ出さないが、相当怒ってるな、サド。
「私だって、その位は理解している。前田でも、優子さんと同じ事を言うだろう。でも、それは戦う姿を、マジを後継者にしっかりと叩き込んだ上でできることだ。」
「センターには、まだ教えきれてないことがあると?」
「サド、私は優子さんのラッパッパの一員であると同時に前田のラッパッパの一員でもある。前田の逮捕、私の入院、他の奴らもなんやかんやでイマイチ、センターとは戦えなかった。」
あの戦争の時、前田に後を託されたセンターの姿が浮かんだ。
「やつは、ヤバクネとの戦争、その1度しかマジを見れてないんだ。自分を進化させるマジをな。前田が後継者に選んだからには私はあいつをテッペンを名乗れるようにする義務がある。」
サドがこれで納得はしてくれ…なさそうだな。