暗部〜main〜
□現在〜託されたもの〜
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闇夜に紛れて駆け抜ける。
そろそろ火の国の国境を抜ける頃だ。
木の枝を軽く蹴り、地面に降りる。
全身を包んでいたマントがふわりと揺れた。
フードを取り、満月を見上げる。
『‥頼んだぞ‥』
その声を思い出す。
「ああ‥」
再びフードを被り、走り出した。
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