短編

□プレゼント
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「部活があるので」


「すみません、試合が近くて」


「明日はストバスに行く約束が」





なんでこうも予定が合わないかな!!


『ちょっと!テツヤ!もう何度目だと思ってるの?』

「すみません、けど今は部活優先させてくれませんか?」


付き合うときも、それを承知して覚悟までしたけどまさかここまでなんて聞いてないし。

なんならバスケ部のマネになってやろうかとリコに申し立てたけど、動機が不純だと門前払いを食らった。


「…今日も部活終わるまで玄関で待ってるつもりですか?」

『…悪い?』

「体に障りますし危ないです」

『…そんなこと言ってテツヤは私といたくないだけなんじゃないの?』


何言ってんだ馬鹿。







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