短編

□温もり
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大きな棺に入れられた愛しい人は、もう喋ることも、私に笑いかけることも、くちづけを交わすことも、抱きしめることも、愛を確かめ合うこともできない。


けれど、貴方に最後、抱きしめられたたった一瞬の出来事で、強く生きようと思った。



貴方のいる世に向かうとき、胸を張っていられるように。







数ヶ月後、11世の誕生によりボンゴレが復興した。

ボンゴレが再び強大な組織と化したのは、11世の母の力だとか。






ねくすとあとがき
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