短編
□〇〇の秋
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『ツナさん!松茸狩りに行きましょ「寝かせろ」…最近そればっかじゃないですか!!』
「お前は食い物のことしか考えられねえのかよ…毎日毎日徹夜して仕事終わらせた後に、これから仮眠取るって時によぉ…」
『仕事前に昨日シャンパン開けてましたよね、リボーンさんに言っ「たらどうなるか、分かんねえほど馬鹿じゃねえよな?(黒笑)」
『自分から体ボロボロにするような事して…』
「心配するなら寝かせろ。5時間後に起こしてくれ」
『……はーい』
私だけじゃない。守護者の皆さんだって心配してる。
『…どうして分からないかな』
やっぱり魔王は一般人の心遣いなんて微塵とも感じないんだ。
『ツナさん、起きてください』
「…」
あれ、珍しい。
『お疲れでしたらもう少し寝ますか?』
「…日本まで飛ぶかポルチーニ茸で我慢するか選べ」
『…はい?』
「松茸狩りに行きたいんだろ」
『え』
「早く」
『ぽ、ぽる…っ!?』
「じゃあ晩飯はパッパルデッレな」
『ぱ!?』
「車出してくるから着替えてこい」←いつの間にか着替え済んでる
『うぇええおあぁ!?(パニック)』
「楽な格好にしとけよ」
『ふぁいっ!』
ホントは細かい事にも気を配れて、ちゃんと考えてくれてて、そんなボスだからこの大きな組織が成り立つことに納得させられる。
『ってツナさん運転するんですか!』
「馬鹿にしたからあと10秒で支度しろ」
『!?ラ●ュタのパ●ーでも40秒はもらえましたよ!』
(ツナさんは狩らないんですね…)
(こんなことしなくても買えば済む話だからな)
(そんなんじゃ物の価値は分かりませんよ)
(…お前ってたまにズバリ言うよな)
(私ときのこ狩りできるのも価値ある事ですしね)
(それはない)
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