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05/22(Mon) 15:24
お誕生日おめでとう!
天野リナ

久しぶり!元気にしてる?
大学は大変だけど、お互い頑張ろ〜!!
そしてそんなステラへ…誕生日プレゼント!
今年も祝えて良かった…!
相変わらずの拙さだけど、息抜きになったらいいな(*^_^*)


「ふわぁ…授業なんかやってらんないよ…」
眠たい目をこすりながら呟いた私のことは、誰も気には止めない。
なぜなら、それが私の日常の一部であり、いつものことだからである。
「今日のコマは全部終わったでしょう?ほら、早く帰りますよ」
「ん〜そうだね…。あれ?黒子君も同じだっけ?サークルはないの?」
「今日は休みです。なので今日は一緒に帰れますよ」
私には好きな人がいる。
それは黒子君。
でも、その恋が叶う確率は、極めて低い。
理由は簡単である。
それは、黒子君と私が幼馴染であるから。
きっと私が『好き』だと言っても、それは恋愛としての『好き』ではなく、友達としての『好き』と考えられるだろう。

こうして一緒に帰ることもよくあるけれど、期待なんてしてはいけない。
幼馴染じゃなかったら「気がある!?」って期待してもいいのかもしれないけれど。

「あー…眠い…授業聞いてない…」
「ノートも写してないんですか?」
「寝ながらノートを取る方法があるなら教えて欲しい…ので、後で写させてください」
「僕はいいですけど…大丈夫ですか?」
「…大丈夫じゃないです…」
自分の不甲斐なさに呆れてしまい、俯きながら呟く。
ふと、下を向いていた顔を上げると、私の眼の前には––
「…月…?」
月が見えた。
夜空ではない夕焼け空に浮かぶ月。それはそれはとても綺麗だった。

突如脳裏に浮かんだのは、大学の授業の一場面。

『日本人は遠回りな言い方を好んでいますが、それは昔からだったんですよ』

その後先生は何と言っていたっけ。

『例えば夏目漱石。彼は“I love you”を"月が綺麗ですね"と訳しました』

あぁそうだ。そんなことを言っていた。

『告白のフレーズとして憧れる、とも言われているので、知っていた方も多いのではないでしょうか』

チラリと黒子君の方を見る。
…言ってみようかな…。
気がなかったら…わからないふりするよね…。
…ちょうど満月だし。言い訳もしやすいし…。
よし、と心の中で意気込み、勇気を出して「ねぇ」と話しかける。

「どうかしましたか?」
「月…綺麗だね?」
「!?…僕…死んでもいいですか?」
黒子君の方を見ると、驚きながらその顔を真っ赤に染め、はにかみながら私を見ていた。
「え…!?」
「…何か僕変なこと言いましたか?」
「いや…変じゃないんだけど…えっと…嘘…本当?」
「…先に言ったのはステラさんじゃないですか…」
黒子君は不機嫌そうに言いながらも、その顔が未だに赤いので、私はクスリと笑ってしまう。

『ちなみに、先ほどの話には続きがあります』

先生の話には続きがあったっけ。

『それは返事です。返事は、”私、死んでもいいわ“なんですよ。
理由は、小説家の二葉亭四迷っていう人が”yours”を”死んでもいいわ”と訳したからです』

…その時は真面目に授業を受けていたっけ。
やっぱり授業はちゃんと受けなきゃなぁ…。
「そういえばステラさん」
「何?」
「僕がいない時くらいはちゃんと授業を受けてくださいね」
「どうして?」
「だって、僕以外の人にノートを借りるんでしょう?同性だったらいいですけど…異性だと嫉妬します」
「…う〜…努力します…」
明日の授業に向けて、今日は早めに眠らないと。

PC
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05/22(Mon) 23:10
ありがとうございます!
ステラ

なんだか知的な内容でためになりました!

大学…全く余裕がないです…_ノ乙(、`ノ、)_

リナも忙しい中祝ってくれてありがとう
ホントに励みになるよ…

PC
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05/24(Wed) 18:04
天野リナ

喜んで貰えたみたいでよかった(*^_^*)
知的な内容かぁ…そんな風に言ってもらえると嬉しい(((o(*゚▽゚*)o)))

大学大変だよね…毎日クタクタだよ…

PC
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06/14(Wed) 01:15
ステラ

今年もリナの誕生日小説でお返しするね(^-^)

ほんとそれ…いつ寝るの?って状態ww
大学生ってもっと暇だと思ってたよ…

PC
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06/14(Wed) 08:26
天野リナ

じゃあ今年も誕生日は楽しみにしてるね〜!!

大学は高校よりも楽チンだよ!って言ってたの誰だよ…明らかに嘘じゃん…って感じ…
自由な時間が高校よりない気がするよ……

PC
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