ダンガンロンパ改.

□Capter1(非)日常編
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「剣馬玲以子殿!ここに得体の知れない物体があるわ!!
これは呪いの道具か何かかしら?」

「いいや…コレはミシンと言うんだぞ?」

「ミシン……とは?」

「えーっと…服や小物を素早く縫ってくれる機械だな……」

あれから、どうやら一つの班に付き2部屋見ていくという事らしい
そして2班は「被服室」と「美術室」を探索する事になっていた

そして今、俺らが居るのが「被服室」

部屋にあるのは

教壇
黒板
6つの長机の上に12個のミシン(1つの机に2つ)
棚には布と縫い針
窓は相変わらず鉄板が付いている

大して珍しい物がない……いわゆる「普通の被服室」だ

「早い!!早いぞぉっ!!この早さ……やはり…呪いの道具なのね!!」

「違うって…」

剣馬がミシンを使っている
彼女…案外家庭科できるんだな……

______________________


「うぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!」

最後は美術室なんだが……

「ここヤベェェェェエエエエエエエエエエ!!」

「うるせぇよ高城!!」

「だってさ、ここ凄いんっすよ?!
色鉛筆やポスターカラーは勿論、油絵の具やコピック…透明水彩まで!!しかも、わりと高級!!よりどりみどり!!天国!!ありがとう、モノクマ!!」

高城は夢中になり棚をあさる

確かに美術室には様々な画材
そしてキャンパスやデッサンに使う彫刻などもある

「本当…イラストが好きなんだな?」

「うん!!多分学校生活の大半はイラスト描いてたかな?」

えげつないな!!

「いいよな…俺なんか犬描いたらUMAと間違われたぐらいだし……」

「ははっ……僕も実際、デッサンは苦手なんっすよ」

衝撃の事実だった
なんか美術部っていうからデッサンも得意なのかと……

「僕は基本、美少女イラストを基本としてるんで!
男も描くけど女の肉体美はいいっすよ!」

すると彼は近くの棚をあさりだす

「あ、これ二年前の……」

「ん?どした?」

彼が持っているのは、とあるイラスト投稿サイトの中の上手い人のイラストが載っている本である
「ここにお前のイラストがあるのか?」

「はい!二年前で中3の時のイラストだからまだ未熟ですが……」

照れているからか、高城から「〜っす!」の口調がログアウトしていた
その代わり変に敬語が入っている

「…………どぞ」

すると高城が本の1ページを見せてくれた

そこには色鮮やかで可愛らしいセーラー服の女の子のイラストが載っていた

「?!! これお前が描いたのか?!」

「ええ……過去絵で……下手ですが…」

「ううん!!めっちゃイイじゃん!可愛い!」

そう言うと高城は顔面を手で隠して「ありがとうございます」とだけ言った


可愛いな、畜生……


一方、木野と剣馬は……

「細い筆ね…これは書道の筆なのかしら?」

「違うだろ……」

「なら何をするための…?」

「…請求書のサイン書くやつ……?」


「いや、絵描くヤツだから!!!」


さすがの俺もツッコんだ
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