ダンガンロンパ改.
□プロローグ
1ページ/10ページ
「私立希望ケ峰学園」
あらゆる分野の超一流高校生を集め育て上げることを目的とした政府公認の超特権的な学園…
この学園を卒業できれば人生において成功したも同然……とまで言われている
長い歴史を持ち各界に有望な人材を送り届けている伝統の学校らしい…
国の将来の希望を徹底的に教育する
まさに“希望の学園”と呼ぶにふさわしい場所だ
•
•
•
•
「………だってさ」
「イヤー!アタシらそんなヤバい所行くのー?!うっはー!!緊張してきた〜メイクハゲてない?!大丈夫?!」
「大丈夫、いつものアンタだ」
あ、自己紹介遅れました、俺は奈良ツバサ、「超高校級のクジ運」という肩書きの元この希望ケ峰学園に入学する事になった
「超高校級のクジ運」とは…ネット上で密かに行われた
「一人一回!13億分の1!当たれば希望ケ峰学園入学あみだくじ!」
という、なんともアホらしい企画があった
13億とか世界中の高校の数より多分少ねぇぞ?!
俺も最初は流石に「んなアホな」と思っていたが面白半分で試しにやってみた
すると、どうだろう………当てたのだ、この俺が13億分の1の確率を、やらかしたのだ
「でも本当凄いよね、ツバサって」
「なして??!」
「だって13億分の1でしょう?ムリムリ!私ぜーったいハズレだわぁ…」
「そうかなぁ…」
「ツバサ、5計150なんだからこの際、運で生きるしかないね」
「ちがうし!146だし!!」
「もっとダメじゃんか!!」
あ、そうそう、彼女は隠花ピンクちゃん
「超高校級のメイクアップアーティスト」という肩書き。確かにピンクちゃんは母親が有名なメイクアップアーティストで彼女も母親からメイクを教えて貰っていたのは知っている
でもピンクちゃんの才能がここまでという所はびっくりした
それと、なんて言ったって俺の幼なじみであり………
俺の初恋の人でもあるんだから
「ツバサ〜!そろそろ入るよ〜っ!」
「はいはーい」
ああ、ここから俺の青春が刻まれていくんだなぁ………