07/02の日記

08:13
『翼』後書き・山猫
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ケンダマジックがボヤやんの頭にパコーンのコマ、別にギャグにしようとして描いたんじゃありません。
『描いたらギャグになったんです』(強調)。
さすがはヤッターマン。ギャグ無しの話として描こうとしてもギャグになってしまいます。

『ガンちゃんの背中に翼がある』と言うのは、昔読んでいたパタリロという漫画の中で、元気に駆け回る少年達に対して「男の子の背中には翼が生えているのかもしれない」という言葉があって、ガンちゃんを見ていて、やっとその言葉に当てはまる男の子を見たと思えました。
第1話からの「そこを俺達の本部にするんだーい!」時のあの運動能力。
そして何話かで、ボヤやんの含み針攻撃から逃げるガンちゃん、壁を走って登ったどころか、天井すら走った事に、「ああ、これは羽生えてるわ」と。
羽持ち=天使というイメージですが、昭和ガンちゃんは純粋すぎてなかなかアクがすごいキャラなので(笑)、天使とは言い難いですが、正義の使者と言えばしっくりきます。
特にアイちゃんから見ればガンちゃんはそんな正義の使者的な彼氏に見えてるんじゃないかと。

さて、今回漫画で塀から降りるアイちゃんを受け止める(体勢の)ガンちゃんを描きましたが、実際に2話で見たあれはもう山猫には昭和ガンアイを語る上では外せないシーンです。
基地の地下?に飛び降りたガンちゃん、こっちに背中向けてその場から動かなくて、ガンちゃん何してんの?とか思ってたら、降りてくるアイちゃんの着地手助けとか。
あれには萌えながらガンちゃんすげー!!と感動しました。
なんという彼氏魂。
しかも行動描写自体が細かい。
あらかじめお姫様抱っこで飛び降りるとかなら結構他のアニメで見たりしますが、ガンちゃんは先に降りさせといて下で手助けとか。
やる事の発想自体の古さ(おしゃれさが無い)がいかにも昔のアニメって行動シーンでしたが、彼氏キャラによりカッコいい行動をさせてビジュアルで魅せる、だからこそ何か現実味がない現代のアニメとは違う、やってる事は地味だけど、だからこそ現実味もあって、まだ13歳のガンちゃんのそれでも13歳なりのアイちゃんへの気遣いに、あからさまにお姫様抱っこでダイブよりよっぽど萌えました。
あんなアニメシーンも、あんな細やかな気遣いをする彼氏キャラも山猫は見た事無い。
昭和ガンちゃん男前すぎる。
では。

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