Recreation
□手。
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ーーズデッ!!ーー
わたしは何もない平坦な道で転んだ。
転んだままのカエルが潰れた様な格好で
しばらく動けなかった。。
『う″ぅーー。。痛い″ーー』
周りを歩く人たちの視線が痛い。
早く起き上がらなくては。
でも顔を見られるのが恥ずかしい。。
その時誰かが足を止め、わたしを見ているのを感じた。
(やばっ。誰だよ、見てるのは。)
そう思いつつ、ゆっくりゆっくり起き上がる。
『大丈夫か?』
地面にへたり込んだわたしに
上の方から声がする。
『立てるか?』
声がする方を向くとーー。。
めちゃくちゃイケメンが。。
『あっ。。すっすみません。。』
『ほら』
見ず知らずの男性は私に手を差し出した。