Recreation


□夕日
1ページ/5ページ





『じゃあ行ってくる。』

俺は不安そうに見つめる紫蓮に背を向けて歩き出す。

『行ってらっしゃい』

紫蓮と暮らし始めて一週間。
俺に新しい任務が舞い込んできた。
紫蓮を守るため、俺は任務に向う事に決めた。


『うぅぅ〜〜〜〜。。。』



紫蓮が急に泣き始める。

『クリスさん。。帰ってきてね。。絶対。。』

振り返らないで行く。
そう決めていたのに思わず振り返って紫蓮を抱きしめてしまった。

『クリス…さん…わたし、耐えられるかな…寂しいよ。』

『大丈夫だ。。必ず戻る。紫蓮、俺を信じろ』

『わたし、待ってます。。。』

『あぁ。これで行くからな。。』

俺は紫蓮にキスをし、再び歩き始める。

俺も不安だった。
紫蓮を残して行く事に。
もしもの事が起きたら
紫蓮は俺を追ってしまうだろう。
紫蓮を守る事は、俺自身が生きる事でもあった。

過酷な日々が2人にやってくる…。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ