Recreation


□ゲーム。
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『ただいまー。』

俺は仕事を終え帰宅。

『痛いよぉ〜〜。やだっ!ハーブないから』

部屋から紫蓮の声がする。

『紫蓮どした?』

俺は紫蓮のいる部屋に向かう。

『あっ、絶対いる。何か出る。何か出る。何か出る。。』

紫蓮はゲームをやっていた。
俺に気づいた紫蓮はニコッと笑い

『おかえりなさい』

と言ってくれた。

『なんのゲーム?』

『バイオハザード。』

『バイオ?』

『見て見て!クリスさんそっくりな主人公なんだ』

紫蓮は俺に取説を渡す。
俺はタバコを咥え、ページをめくる。


ーーこのゲームは、グロテスクな表現が含まれます。ーー

ーーそこを歩く恐怖!ーー


『クリスさん、全然クリアできないよ〜〜』

紫蓮は俺に助けを求める。

『貸してみな。』

俺は紫蓮からコントローラーを受け取ると、軽快に、自分の分身を操作する。

『うまっ!』

紫蓮は嬉しそうだ。

『この主人公も、クリスなんだよ』

『えっ?!』

『偶然だよねー』


紫蓮は嬉しそうに笑っていた。

『確かに!』

俺たちは食事やら風呂を忘れ、ゲームにハマった。

自分の分身が画面の中で暴れている。

なんだか不思議な感じだった。



ゲーム おわり。
『バイオハザード』
『なんで主人公が俺そっくりなんだ?。』
『クリスさんだから』
『??』
『なぜかはわたしは知ってるー』

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