Recreation 2


□続きから始める
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わたしはバイトから帰宅して
一息ついて、ゲームのスイッチを入れた。

すると

『あれ?違うデータがある』

なにやらクリスがゲームをやっていたみたい。

わたしはクリスのセーブデータを見てみる事にした。

始めたばかりで、あまり進んでいないみたい。

『ちょっとくらいならやって良いよねー』

わたしはそう思い、スタートボタンを押した。

それからわたしは、そのゲームにハマってしまい、2.3時間やっていた。
クリスのデータで。

ーーガチャーー

その時、玄関が開き、クリスが帰宅してきた。

『やべっ……お……おかえり。』

わたしはすぐさまテレビの画面を消した。


『ただいま。』

『お疲れー。』

『さて、ゲームの続きやろ』

げっ!!まじ。いきなり?!

わたしは逃げるように、トイレに入った。

すると……。

『は?!は?!……えっ?嘘っ……』

クリスの戸惑う声がする。

『なんで……こんなステージにいるんだ?なんで、弾無いんだ……。武器が……ハンドガンしか無いじゃ無いか!』

わたしはそっとクリスの横に座る。

『紫蓮なのか……』

『あの……ちょっとくらいならやって良いかなと思って……やったら、どんどん進んじゃって……ごめん。』

『バカっ』

クリスは渋々コントローラーを握る。

『ごめんね……』

『仕方ないさ。』

『クリス、怒んないの?』

『あのなぁ……たかがゲームで怒らない。』
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