Recreation 3
□迷彩。
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なんだか最近になり、紫蓮は迷彩柄が好きな様だ。
『紫蓮、なんか最近、迷彩柄増えてないか?』
『なんかカッコいいし、可愛いじゃん。』
『そうか?俺は見飽きたけど。』
『すみませんね。』
紫蓮はわざとらしく怒ってみせた。
俺はふと部屋の窓から、駐車場を見る。
すると紫蓮の車の中が賑やかになっていた。
『なぁ、紫蓮、紫蓮の車、なんか変じゃないか?』
『何がだよ。クリスの車がデカすぎるだけだし。』
『車内だ。なんだありゃ?妖怪のネコと、アイルーとメラルー、それに…ダッシュボードに、BSAAのタオル…。』
『カッコいいし。BSAAのタオルはレアモノだよ』
『俺だって知らなかったぞ。どこで手に入れたんだ?』
『BSAA公式ファンクラブで。』
『は?』
俺は目が点になる。
公式ファンクラブなんてあるのか?
俺の目の前で紫蓮は俺のパソコンをいじり、公式サイトを広げてみせた。
『ほら!』
『まぢか!嘘だろ?また、作りものだろ?』
俺はページをスクロールしていく。
『本当にあるんだよ?BSAAのくせに知らなかったなんてダサいおっさん。』
『本当に知らされて無かったぞ?』
『人気隊員総選挙面白いよ〜〜。』
『は?総選挙?アイドルじゃないんだからさ…』
俺はそのページを開く。
人気隊員総選挙。
画面に浮かぶのは、知り合いの顔や名前。
2位が、ピアーズ?!
ありえないだろ。。
『紫蓮、人気隊員総選挙、1位は誰なんだ?』
『え?気になるの?』
『べ…別に。』