短編

□貴女が来た日
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今の季節は冬…雪が降る冬…





そして私は今…






こたつの中にいる







『ハァ〜こたつ最高!』


サ「わかるわ〜」


『でしょ?』


サ「おう」


『ハァ〜ホントに暖かい…』


ジ「先生…って…名無しさん…」


『アラアラ…久しぶりジェノス!』



そう、私とジェノスは1ヶ月ぶりに会う



ジ「…」


『え?無視?(笑)』


サ「おい、ジェノス!名無しさんに失礼だぞー」


何故ジェノスがこうなってるかは知らないが取り敢えず

さかのぼる事2ヶ月前










『ヤッハロー!サイタマ!』


サ「え?!な、何でおめぇが居るんだよ!」


ジ「?誰ですか?急に入って来たこいつは…」


『あれ?君S級ヒーローの人じゃん!』


サ「名無しさんよく知ってんな…」


『調べましたから!エッヘンッ!』


ジ「…名無しさん?」


サ「あぁ…こいつは俺の幼馴染み」


『あ、名無しさんだよ!宜しく!あ、私今18歳でーす!』


ジ「…先生」


サ「おい、ジェノス俺をそんな目で見るな」


『だいぶ離れてても私達は幼馴染み!』


サ「おう!…つか、何で此処に居るんだ?」



『えっとね〜…久しぶりにサイタマの顔見たいな〜でもなぁって考えてたらやっぱ会う事に決めたお(笑)』


サ「へぇ…」


ジ「…」


サ「まぁ、お茶でも飲むか」



『せやね』



そして







『ねぇ、サイタマさん』


サ「?いきなりどうした?」


『実はですね…わたくし今いく場所が無くてですね…』


サ「は?」



『えっとね…私結婚したんだよ…』



サ「マジで!良かったじゃん!」


『いや、うん…初めは良かったんだよ?…でも相手が最近浮気ばっかりするから家出て来ました…はい…』



サ「…」


ジ「貴様はバカか?」


サ「おい、ジェノス!」


ジ「嫌なら離婚したら良いだろう…その前に浮気されるお前が悪いと思うが?」



サ「ジェノス!」


ジ「…」



『そう…だね…うん…私が…悪いん…だね…』


サ「…名無しさん…暫く此処にいろ…」


『ありがと…』


そう、この女がこの日夏の日に来た…
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