短編

□ハゲ
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そして










ジ「…ハァ…先生スーパーで今から特売です」


サ「マジか!行くぞ!」



ジ「はい!」



サ「名無しさんは?」



『行くわよ』










そしてスーパーの帰り道










サ「ハァ〜沢山買えたな〜」


ジ「そうですね!」


…何故私はこんなことを…



『ハァ〜』


サ「どうした?そんなに落ち込んでよ」


私はサイタマの顔をちらっと見て下を向いた


『…何でも無いわよ』


サ「…嘘だろ…本当にどうしたんだ?」


『何でも無い』


サ「お前いい加減に話せよ」


『何でも無いってば…』


サ「…」


心配してくれてるのは嬉しい…だけど!…


言えない!貴方にいつ伝えようか悩んでます!なんて言えない!


『ハァ〜』


ジ「?やはり何か有るのか?熱なら大変だな…はかるぞ」


『え?』



ジェノスはそう言って私のおでこに手を当てた



ジ「?…何だ…いつも通りじゃないか…」


『…あたりm「ジェノス」


ジ「?…はい」


サ「先に帰ってろ」


ジ「しかし先生…」


サ「ジェノス」


ジ「…解りました」


…あれ?サイタマ怒ってない?アレレ〜?…私いつの間にか悪いことしちゃったかな?…



サ「名無しさん…ついてこい」


『え、あ、うん』





そして











私達は川の近くに来た







『…』



サ「お前に言わねぇといけねぇことがある…」


『な…に…?』


サ「お前はいろいろ抱え込み過ぎだ」


『…』


サ「だからな…俺はだな…」


?サイタマが何か変…




サ「…俺はだな…」


真剣な表情…私はこのサイタマに惚れたんだ…


サ「俺は…好きな奴に抱え込み過ぎないでほしいんだ」


『え?』



今…好きな奴って…


あぁ…相談か…


『…で、その子どんな子?』


サ「は?」



『え?だって相談したいからあんなこと言ったんでしょ?』


サ「…」


サイタマは口を開いたまま閉じない


サ「お前なぁ…」



『?…で、どんな子?』


サ「どんなやつかは言わねぇが…誰だかは教えてやる」


そして




サ「お前が好きだ」


『え…』


嘘…サイタマが…!サイタマが…!今好きって!


『わ、私?』



サ「お前以外居ねーだろ」


『アッ…わ、私…私も…サイタマが好き…大好き…』


サ「?!…マジか…」



『うん!』


私は嬉しさのあまり涙が溢れた



『うぅ〜!』


サ「な、泣くなよ…名無しさん…愛してをんぞ…」


『私も愛してる』








そして二人の影が重なった…





終わり
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