*蒼の夢*
□叶うなら、傍に〜ジンツバ
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【叶うなら、傍に】
※珍しくジンツバ風です。
叶えたい夢、ずっと傍に居たいという小さな想いのカケラ。
幼い頃、それが恋であるという自覚は当然なくて。年頃の少女へ成長を遂げた時…初めて胸の痛みを知った。
ジンと一緒が良い。誰にだって譲れない…強い想いへと変わっていった。
そして、確信へと変わる──。
零式イザヨイを覚醒させた時…ジンの叫びを聞いた時…漸く彼に近付けた。
「ジン兄様…私は貴方が…。」
幼き頃から内に秘めたもの。
全てが終わった時、貴方に告げても良いですか?
「ツバキ!」
後ろから私を呼ぶ声がする。
戦いは、まだ終わらない。
でももう大丈夫。偽りではない本当の光が、私を照らしてくれるから。
これからもずっと、貴方の姿を追い掛けて─。
「今、参ります!ジン兄様!」
私は共に戦い、生きていく。
羽根の様に軽く、華のように誇らしく─…。
カメリアレッドの乙女は、戦場の中で美しく咲いた──。
End.
短くてすみませんm(__)m