その他


□幽助の人物像
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どこかの話のあとがきにも書いたかもですが……幽助は魔族化を機にだいぶ大きく変わると思います。
もちろん“浦飯幽助”という本質的な根っこはそのままなのですが、一言で言えば“妖怪寄りの立ち位置”になる。それを顕著に表しているのが、やっぱり雷禅に言った『人間食え』発言ですね。これは言葉のアヤっぽくも聞こえるのですが、私はかなりマジだったんじゃないかなと見ています。

と言いますのも、幽助は北神が人間を食べた事を軽くスルーしていますから。これを黒呼に指摘されて魔界行きの決定打になる訳ですが、あのシーン、幽助かなりショック受けていますもの(見開いた瞳はそういう意味だと思う)。
妖怪になった事じゃなくて、自覚が無かったことがショックなんだ。
彼は剛鬼との戦いのことを思い出して北神のことにも気づいた。でも目の前で子供の魂を喰われて憤慨し、怒り任せに奴に殴りかかったあの時とは明らかに違う反応。
『あぁ、オレもう本当に妖怪なんだな』
変わっていないと思ってたのは自分だけなんじゃないか、そんなこと悩んだりもしたと思う。だってまだ十四、五歳の少年ですよ? 幽助だって悩む事もあるさ。

そして(悪く言えば)追いやられるかのように魔界に行っちゃう。で、あの発言に繋がる、と。
半ばヤケだったのかなぁ。
北神の一件が無くても魔界には行ったかもしれない。でも“三年”という期限は、実は自分の存在をはかり定める為のものだったんじゃないかと。
『どっちに居ても足りないものはある』
乱童や朱雀と戦ってた頃なら絶対迷わず人間界を選んだでしょうに……

それでも“戦いが好き”という気持ちを持っていられたからこそ、黄泉や躯を動かした。まだ帰れると思ったから人間界に戻った。
これは“人間・浦飯幽助”としての最後の素直な感情だったのかもしれません。

遠くない将来、幽助は魔界拠点で暮らし始める気がする。一度魔界の広さを知っちゃったからどうしても、ね。
やっぱり幽助には人間界じゃ狭すぎるでしょう。
最初はどっちつかずで行き来してても、彼はきっと最終的に魔界を選びます。現実問題として、避けられない気がするのです。


……どうしよう。
なんか文章まとまんなくなっちゃったよごめんなさい(笑)

結論。
幽助って案外複雑!
 

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