その他


□『TWO SHOTS』について
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まず蔵馬について。

彼は“敬語キャラ”というイメージが定着していますが、実際はタメ語の方が多いんですよね。
この切り替えを何基準でしているのか。
私個人としては“妖怪・蔵馬”がバトルモードONの時はタメ語、“人間・秀一”が日常モードONの時は敬語、みたいな感じと解釈してます。
つまり命の危機に瀕していないと、十五年間で身に付けた人間社会の世渡りノウハウがぽろっと出る感じです。
敬語シーンを見ると、そんな場面ばっかりな気がするので。

ただしウチのサイトの場合、ヒロイン・優梨に対しては一貫してタメ語になってます。これは彼なりのこだわりであり、けれど自然体でもあるという。ちょっと矛盾を孕んだひねくれた愛情表現なのです。


続いて飛影。

彼、何歳だと思います?
まず、雪菜に分裂期が来た様子が無いので百歳以下。
で、『TWO SHOTS』で蔵馬が飛影の噂を知っていることから、蔵馬(秀一)の人間年齢以上。
何故なら飛影が盗賊をしていたのは魔界にいた頃。根拠は霊界資料で“前科無し”だから。
でもってこの時点での蔵馬は、人間界に来てから一度も魔界に帰っていない。なのに飛影が【魔界で有名】だと知っている。
つまり魔界に居た頃に聞いたと考えるのが自然な訳です。
でもあんまり高すぎても可愛くないんだよなぁ。


……で、
これらを都合の良いように組み立てる為、当サイトでは『TWO SHOTS』を半分無視しております。

どういう事かと言いますと、[蔵馬と飛影の出逢いがこのような形であったのは事実]ですが、[蔵馬は飛影の存在(魔界のウワサ)を知らなかった]という事にしてあります。
これなら飛影の年齢も詐称し放題だし(笑)



それともう一つ。
ここからは自サイト設定。

蔵馬夢本編を読んで頂いておわかりの通り、当サイトの蔵馬は喜多嶋麻弥に対して一切の恋愛感情を抱いておりません。
これは別に捏造ではなく、実際そうだったんだと私は思っています(あくまで私は、ですよ)。

根拠は以下の通り。
『TWO SHOTS』や喜多嶋麻弥がお好きな方は、閲覧に御注意ください。



この時点での“蔵馬”の精神は、人間ではなく妖怪寄りです(『戦わざるを得まい……人間としてではなく、この町を仕切る妖怪としてな』より)。
『なるべく闇の力は使いたくない』は、あくまで[南野家を出るまで波風は立てたくない]ではないかと。少なくとも、この時点では。

精神状態が妖狐に近いものであったなら、“恋愛感情”はまずあり得ない現象だと思われます。
あれだけの頭脳と実力で、人間・妖怪問わず『美しい』と評されていた彼ですから、さぞかしモテた事でしょう。言い寄らない女がいない訳が無い。そんな中で麻弥だけがトクベツになる要素って、何も無い気がするんです。蔵馬にとっては、昔言い寄ってきた女たちと何も変わらない。しかも人間の中学生。……ホレると思います?
この時の蔵馬に“秀一”の色が強く出ていれば、可能性もあったかもしれません。が、前述の通りそれも無い。
個人的には多分、秀一の自我がハッキリ芽生えたのは志保利の入院きっかけじゃないかと思うのです。登場時にも、幽助との会話の中でそのようなことを示唆しておりますし。

なので、これ以降の蔵馬が、私たちがよく知る原作“蔵馬”。その前までは、ほぼ内面は妖狐ではないかと。


それにこの話の中で【蔵馬も麻弥が好きだった】と思わせるような部分って、『―――言えないよ』のシーンしかないんですよね。あとは終始クールな蔵馬。
これだけでは、理由付けとしてもフラグとしても弱すぎますね。“どちらかと言えば親しいクラスメート”止まりにしか見えないんです。

よって、蔵馬が麻弥に抱いた感情の名は“わだかまり”。事件に巻き込んだ事と記憶を消した事に対する“罪悪感”なのだと思っています。

別に麻弥がキライだから、とかではありません。小悪魔タイプだなーとは思ってますが(苦笑)
だってあの『南野くん! キミどー思う?』のシーン……
オカルト好きを公言していた訳でもなく、
話が盛り上がっている傍を通りかかった訳でもなく、
むしろかなり離れた位置にいた、
しかも無関心そうなカオの蔵馬に、
『南野くん! キミどー思う?』って……
それは無くね?

その後の、『ショックだわ〜〜〜〜最初見たのがあんなのなんて』という堂々たる態度にはむしろ好感が持てるのに……。私の中で“喜多嶋麻弥”のキャラクターとしての位置付けが、イマイチ定まらないのですよね。


嫉妬とかじゃないですよ。『蔵馬を取られるのがイヤ』とか、そんな安っぽい理由ではないです。
だって私、子供の頃は蔵馬×ぼたん派でしたから。
それこそフラグも根拠も無いですが、単にこの二人が好きだった事と、あとは映画のお姫様抱っこの影響かと思われます。いつか二人がくっつかないかと、勝手に妄想しておりました(笑)
賛同者は少なかったけどねー!
夢小説というジャンルに出会わなかったら、私は二次創作で蔵×ぼを書いていたかもしれませんね。

話を戻すと、つまり蔵馬に相手役がいるのが気に入らない訳ではないです。それが麻弥である事に納得出来ないだけなのです。
私、非公式ならフラグの少ないマイナーカプでもあまり気にしないのですが、フラグの少ないなんちゃってカプが公式扱いされるのがイヤなんだと思います。
麻弥のキャラクター性云々ではなく、フラグの問題なんです。

だからと言って、別に蔵馬×麻弥がダメだという訳ではありませんよ。二次創作でなら全然アリだと思ってます。
これを公式と呼ぶのはちょっとなぁ、って話ですから。


最後にもう一つ、“半分無視”の理由を。

それはこの話が、冨樫氏が編集に【書かされた】と思われる作品だから。
御自身でも気に入っていらっしゃらないようなことを発言されてますし……原作者の気持ちがあまり乗っていないのなら話半分で受け止めるくらいで良いのではないかな、と思いました。

私自身、しっくりきてませんしね。



……以上、長々と失礼しました。
この話が好きな方にはスミマセンです。
 

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