ネタ

□とうらぶ 小ネタ集
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共依存くにちょぎ



山姥切長義が監査官として訪れ、聚楽第での結果「優」を取り顕現された本丸は優秀なところだった。
空気は澄み刀剣同士の仲もよく結果も上々と非の打ち所がない本丸だった。

そう、本当に非の打ち所がないのだ。とある点を除いて。

監査官の時から抱いていた疑問。
そう、この本丸に偽物・・・己の写しがいない。

本来なら喜ばしいことである。
しかしどこか腑に落ちない。
実際、この本丸の主である女審神者に聞いたこともある。
ここには「山姥切国広」がいないようだがどうしたのかと。
すると女はこう答えた。


「うちは山姥切国広が未だに顕現されないのです」


その言葉を長義は”嘘”と判断した。
確かにいない。姿もない。だが確かに”いる”。
分かりにくいほどに薄いが確かに気配はした。
だがそれならおかしいとも思う。
初めて訪れた長義にも分かるのに名剣名刀が揃うこの本丸の連中が分からないはずがない。

これは長義の勘でしかない。もしかしたら本当にいないのかもしれないし長義の考えすぎかもしれない。
それと長義は普段、勘というものを信じない。
だが本能が告げるのだ。
その勘を信じよと。


だからだろうか。長義は顕現されてから一度も審神者のことを「主」と言わなかった。
あなた、などの言い方で誤魔化してきている。
気づいているものもおそらくはいるが何も言われないのでまぁいいだろうと思っている。



顕現されて数か月、本丸唯一の”山姥切”として定着し、写しである山姥切国広に抱いていた怒りや憎しみも薄れた。
そうなると次に来るのは写しに対する愛情。
そして奥底にしまっていた疑問が浮上してきた。


何故、山姥切国広はいないのか
何故、山姥切国広は”いない”ことになっているのか
何故、何故、何故


そして長義は知る。
この穏やかな本丸に隠された”闇”を。
それを知ったとき、長義はどうなるのか・・・
























長義くんが冷遇されてる作品は多く見かけるのですが、その逆はないなぁと思ったら浮かんできました。
考えたのは

・審神者は「偽物」が嫌い
・故に「写し」や「贋作」が嫌い
・国広以外なら長曾祢虎徹や堀川国広もいないが今回はくにちょぎメインなので気にしてない
・刀剣は鍛刀されたものは最初から審神者の思想に染まっている
・ドロップ産は疑問に思っていても気にしていない

くらい

この後、国広を見つけた長義。
いろいろあり二振りで本丸を逃げ出し、ゲートを潜るが誤作動により過去である2018年にたどり着く。
そこで顔がまんばそっくりの男(Not審神者)に拾われわちゃわちゃする。
またなんやかんやで特殊部隊の政府役人として山姥切二振りと共に所属したり・・・

何故審神者にならないかと言えば、霊力の相性問題。
山姥切ズとの相性は抜群にいいのに他の刀剣とは合わずむしろ嫌がられるからとか・・・
とりあえずくにちょぎ+男役人っていう構図が見たいだけの妄想
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