剣と銃
□答えの時間
1ページ/1ページ
レナside
みんな答えを出せずにいる。
そりゃそうだ。
初めて見たら怖くなるものを見せられて
それを惨殺するところを見て。
出ていこう。
誰も答えが出ないのは私に面と向かって
「出ていけ」なんて言えないだけ。
さようなら、E組の皆さん。
そう言って足を動かそうとした。
「俺の答えはね、レナちゃん。
レナちゃんにこのまま暗殺教室にいてほしい。」
急に答えを言ったカルマ君。
「カルマ君は私のこと怖くないんですか?
得体の知れないのに」
「怖くなんかないよ。
だって、今の不安気な顔のレナちゃんはただの女の子だもん。
みんなに仕事見せるのは
本当はめちゃくちゃ怖かったんでしょ?
『みんなが自分のこと恐れるかもしれない』
『みんなが自分のことを追い出そうとするかもしれない』って
そんな顔のレナちゃんを怖がるひとなんていないよ」
「そんなのカルマ君一人の考えで「私、怖くない‼」
「「「私/俺も怖くない‼」
「今のレナなら、プリンマイスターの私でもちょちょいのちょいだよ!」
なにそれ。
意味分かんない。
絶対私のほうが茅野さんより強いのに
「ははっ、意味分かんないよ」
「意味分からない?
なら、俺が教えてあげるよ。
レナちゃんはこれからは椚ヶ丘中学校3年E組の一員だよ。
席は俺の隣。
分かった?」
「分かんないよ。
なんで私、泣いてるの?
最後に泣いたのなんて何年も前なのに」
ギュッ
「いいよ、今泣きなよ。
特別に俺の胸貸してあげる。」