Dreams

□欲望?それとも… ♡
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一日の中で最も幸せな夜の時間に君と二人きり。


『おいで?』


ソファの座面をぽんぽんと叩いてそう呼べば、まるで褒美をねだるうさぎのようにぴょこぴょことすぐに来てくれる。そんな所が可愛くて俺の支配欲をくすぐるんだ。
君が俺の隣にちょこんと座ればすぐにぎゅっ、と強く抱き締めて『捕まえた!』なんて言ってみると君は俺の腕の中でふふっと笑う。


「捕まりに来たんだもん」


単に抱き締めて欲しいのか、もっとエッチな事をされたいのか知らないけれど、俺を煽るようなその言葉が堪らなくてスイッチが完全に入ってしまったよ。
まあもちろん、俺は今晩も君とエッチな事する気満々だけどね?柔らかくて触り心地のいい後ろ髪に左手の指を絡めながら、深く深く、キスをする。
キス、というよりお互いの舌をぬるぬると絡め合ったり、唇を甘く噛んだり。舌を奥に挿し込むのではなくて小刻みに、何度も何度も角度を変えながら君の唇に自分の唇を、舌を擦りつける。わざとイヤらしいリップ音を鳴らして、吐息は溢れ出すまま。君とこれからもっともっとエッチな事したいんだよ?だから心と身体の準備をしてね?って意識づけさせるように、高まりきった俺の興奮をアピールするように。

柔らかい肌触りの白いセーターは、君の肌によく馴染んでいてとても可愛い。
だけどふわふわとしたその素材にボディラインを隠されると正直早く脱がせたい、と思ってしまうけれど。寒い季節だからこそのドキドキかな。

キスをしながらソファの上にそっと君の身体を倒す。この体勢になれば未だに『君を捕らえた、もう、逃げられないよ?』なんて、狩猟本能のようなものが沸き上がって来て心の中でそう呟いてしまう。
もう君は俺の手の中から離れる事は出来ない、完全に俺の物なのにね…?

君の胸を掌で包み込む。複雑に編み込まれた毛糸の厚みに邪魔をされながらも少しずつ力を加えていけば柔らかなそれは簡単に形を変えて俺の掌に吸いついてくる。
君が俺の首に手を回すのは「もっとして」、俺とのセックスを受け入れるそのサインだからね。気付けば俺の掌は乳房を貪るように荒々しく、スウェットの中で自由気ままに勃ち上がったペニスは早く君の熱を感じたい、と言わんばかりに大きくなった興奮を主張している。

やがて指に絡みつく毛糸の感触すらもどかしく、セーターの裾を捲し上げればお目見えする可愛い下着姿を堪能する愉しみよりも早まった欲が今夜は勝ってしまった。
ブラのカップを下にずらすと顔を出す可愛いピンク色の飾りにそっと顔を寄せる。その突起は控えめに、だけどピンと張って俺の舌の熱を今か今かと待っているみたいだね。
口に手をあてて物欲しそうに、早く、口でして、って、思っているんだろうね?恥ずかしがり屋な君はをれを言葉にはしないけれど真っ赤なお顔にはそう書いてある。

逸ってしまいどうにも止められない俺の右手が背中に回ってブラのホックを外せば、ふるんと解き放たれ空気に触れた乳房の柔らかい至極の感触を目の前にする。
その素肌にそっと指を埋め込んでいきながら、やんわりと尖った部分を吸いつくように咥えて俺の口の中の熱を余す事無く伝える。下で疼いているペニスを、早く温かい熱で蕩かして欲しいと言わんばかりに君に押し付けてアピールをしながら。君の乳首が俺の舌の熱を感じてもっともっとピンク色に解れて来れば、君の下が生温かくいやらしい温度で俺のペニスを包み込む。


「ん…っ…ゃぁ…っ、、せいいちの、すごいお…きくなって…っ」

『ん、…早く君の中に入りたがって言う事聞かないんだよ…せっかちだよね…ほんと。』


真っ赤なお顔がもっと赤くなって、とろんとろんに溶けてしまいそうなその表情が限界に近付いている俺を更に煽る。その頬に唇を近付けると熱があるのかと思うくらいだ。


『もう…準備いいかな?』


今日は俺、なんだか我儘みたいだけれど、白くてふわふわで優しくて可愛い君が天使に見えるから自由に君に触れて甘えたい気分なのかな。
言い換えれば、俺にとって純白という色の象徴であるような君を、俺の唾液でこの精液でべたべたに汚したい気分だよ。真っ白な画用紙を自分の好きな色で思うまま塗りつぶす子供のようにね。

君も君で、俺の首に手を回して甘えたようにじっと目を見る。本当は「欲しい」って聞きたかったんだけど、今日はもうその言葉を待つ余裕すら無い。
もう俺達はコンドームの厚みに邪魔をされなくてもいいんだ、思う存分、君の中を俺のでひたひたにしてやりたい、そんな事を考えるとゾクゾクして亀頭からどんどん溢れる先走りが下着を濡らす。

割れ目から溢れ出す蜜を指ですくって舌でべろりと舐めとれば、甘くて厭らしいフェロモンが身体中に巡ってくらくらと酔ってしまうような感覚がした。
君の膣口は、ギチギチと膨張のあまりはち切れてしまいそうな俺のペニスを簡単に飲み込んでしまう。柔らかく温かい膣壁が、ペニスの形に合わせてもぞもぞと動きながら包み込んでいく。ピストンすればする程に快楽が高まる、この相性の良さは君の聖域が俺のモノしか知らない事を裏付けている。


「ゃあぁぁっ…ん!!せ…いちの…きもち…ィっ…」

『俺も…君の中…すごい…熱くて…とろとろ…』


一時でも油断をすればすぐに射精してしまいそうだ。我慢出来ない、なんて初めてセックスする高校生じゃあるまいしなんだか情けないな。だけど最愛のパートナーである君の前ではいい意味で、自分をカッコ良く見せようなんて思わなくてもいい。ありのまま、俺の本能が求めるままに君を愛する事が許されるなんて俺は世界一の幸せ者だと、こうして繋がっている時にこそ思わずにはいられない。


たくさんセックスしたよね。無理矢理しちゃった時もあったし、君から求めてくれた時もあった。だけど、俺の舌が、指先が、触れればすぐに肌の色を紅潮させていく感じやすい君を見て、俺だけしか知らないその愛欲溢れる表情を何度も網膜に焼きつけて、止め処ない独占欲を満たしながら必死で君を愛したい、ただそれだけなんだよ。
これまでもこの先も俺の手以外君に触れられない、そう、分かっているし心の底から信じられるのにまだ、外の淀んだ空気の中に無垢な君を晒したくは無い、なんて思ってしまう俺って変だよね。出来る事なら外から鍵を掛けてこの部屋に君を閉じ込めておきたい、そして24時間その脳の中にずっと俺の存在だけを焼きつけていて欲しい。狂っていると思うだろう?実際に行動に移せないだけで君への愛をこじらせてこんな事まで考えているのは実は本音なんだよ。


『ねぇ…俺の事、好き?』


こくっと小さく頷いて君は、息混じりにかすれた声で「大好き」と答えてまた、首に手を回してくれた。


『じゃあ…、俺とセックスするのは?』


「それは答えられません」と言わんばかり顔を横に向ける仕草は、恥ずかしがれば返事をする事から逃れられると勘違いしているのであろう君の可愛い癖だね。
返事をしてもらうのは今日は見逃してあげるよ。膣がきゅっ、収縮して俺のペニスをがっちりと掴む、君の素直な身体が言葉の代わりに答えてくれるからね。

とろりと熱い君の中へ何度も何度も俺の欲望の塊を引き抜いては捩じ込む。それを繰り返す程に君がまるごと蕩けて無くなってしまうのではないかと思うくらい溶け出したねっとりとした粘液を絡みとりながら奥へ、もっと奥へと大きくペニスを突く。
そしてぐちゅ、ぐちゅ、と執拗に耳に残る淫らな音、恥ずかしそうでどこか堪えているように控えめな君の喘ぎ声も、果てしなく襲いかかる射精感を限界まで高める。


「やっ…ぁぁあっ…ん!!も……っせぇ…いちの…中にだしてぇ…」

『っ…はぁ、昨日もさ、一昨日も…着けずにシちゃったから…そろそろ、デキちゃうかな…っ、、君と…俺のっ…』

「ゃぁ…んっ…!!っぁ、はやく…ほしぃよ…ぉ、…せ…いちの、…」

『ん…っ、も…うっ…っ…!俺…出そ…うっ……イく…っはぁっ!』


君と俺が避妊無しにセックスしてデキちゃったなんて、なんだかすごく興奮するよ。性的な興奮でゾクゾクする。

俺の欲望にまみれたドロドロの精液が奥の奥まで届けばもしかして、奇跡が起こるかな。その願いを射止める矢を放つような、そんな気持ちで一気に子宮口に精液を吐き出した。
余す事なく君の中に射精するから全部、全部受け止めて欲しい。子宮の中は今頃俺のでベタベタにぬかるんでいるだろうか。膣内でピストンしながら最後の一滴まで絞り出す、君を愛する世界でたった一人の男としての本能が最高に悦ぶ瞬間であり、願掛けをするような気分。




欲しい、
君と俺にしか作る事の出来ないかけがえのない宝物。


俺はどれだけ、その小さな小さな結晶を愛するんだろうな。今はまだイメージもつかないけれど、楽しみで胸が疼くよ。






♡END♡
新婚夫婦設定。やっと(?)避妊無しでセックス出来るので毎日Non-Safety SEXしたいですしちゃんとその後の事も考えてくれてる夫幸村くん。

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