御沢

□気付いて
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俺は御幸一也
青道高校の正捕手でイケメンでもある

ただがしかし!そんな俺にも困ったことがあったのだった


「御幸一也!俺の球、今日こそは捕ってもらいやす!!」

「今日も降谷とキャッチボールだ。そして俺、センパイな?」


そう、困ったこととは、可愛い後輩が可愛すぎること
もうずっと俺は沢村栄純という男を好きなのである


本当はこいつの球を捕ってやりたい
降谷とかどうでも良いんだけど正捕手としてはそんなことできない


エースを育てるのも仕事だからな







でも、さっきの栄純マジ可愛かったなぁ!!天使だよ!毎日見てても飽きない!

俺は心のなかでだけ沢村のことを栄純と呼ぶ
それは、心の外で言わないのは必要以上に馴れ合わないためで。

ケッコー辛い!栄純♪って呼んでしまいそうになる


そんな俺に罰を与えるように嫌な会話が聞こえてきた




「クリス先輩!おはようございやす!!」

「あぁ、沢村、練習を開始しようか」

「ウス!」



俺の天使、栄純と俺の憧れのクリス先輩の会話
栄純がクリス先輩を先輩としか思っていないことはわかる
だって、栄純は俺を好きだから!
告白されたわけでもないけどなんとなくそう想う


でも、クリス先輩は確実に栄純を愛してる!
俺の栄純は天然だから、いや、バカだから気づいてないけどな



いくらクリス先輩でも俺の栄純を取るなんて許せない
栄純も栄純で嬉しそうだし


「どうした御幸?」

俺がクリス先輩に嫉妬してるといきなり声をかけられた
声の主は栄純で、しかも顔を覗き混みながら聞いてきて俺の心臓は跳ね上がった


奥でクリス先輩が怖い顔をしていたけど、それは俺に対する嫉妬だと想うと優越感が湧いた


「具合、悪いのか?」

「いやっ!?だっ大丈夫ダ!」

栄純はコツンと俺の額と自身の額をくっ付けた
顔が噴火するかと思うくらい熱い


「沢村、御幸は少し様子が変だから部屋につれていってやれ」

不思議そうな顔をして俺を見ていた栄純はクリス先輩の言葉を聞き、クリス先輩がおっしゃるのなら!と元気に返事をした


そりゃ、栄純が一緒に来てくれるのは嬉しい
でも、何故クリス先輩は敵に塩を送るような行動をとるんだ?


俺が警戒してクリス先輩を見ると、溜め息混じりに苦笑いをし、俺に近づいて頑張れよと応援の言葉を述べた


頑張れとは、きっと、【告白しろ】ということだろう



俺は、クリス先輩に感謝しながらこれからのことを考えた





待ってろよ栄純
お前に俺を惚れさせてやる






栄純かがおれの俺の気持ちに気づくまであと少し



end


続きません!ごめんなさい!!!
初小説が御沢で嬉しい!
なんかもう、御幸がナルシですね
心のなかでは栄純呼び、ヘタレな御幸かな?


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

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