distant
□kiss
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君が欲しい
柔らかい唇
ピンク色の爪
名前を呼ぶ声
kiss from mark
壁に押し当てられた華奢な手首
押し付けている自分の手
不安そうに見上げてくる、少し潤んだ瞳
そこに映る自分の姿
満足できるシチュエーションにぞくぞくする
「マーク....?」
「ダメ、黙ってて....」
耳許で囁けば、君は肩を震わせる
愛してるんだ
だから
時折こうやって確認したくなる
何をしても許してくれる君の心を
「まい....」
吐き出すように呼べば、応えるように見つめ返す
まいの下唇に、ゆっくりと舌を這わす
怒っていいよ
こんなとこじゃ嫌だって
まいの全部で拒否ってくれたら....
たぶん
僕の全部で君を求める
名前を呼んで
唇を開いて
声も出ないくらい、深いキスで沈めて
あげる
愛してるよ、まい
fin