BL松SS

□何気ない日常が
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「はああぁ〜〜〜〜〜〜っっ」     

大きな溜め息が聞こえ、求人誌とから目を逸らす。

「ねー、チョロ松、求人誌ばっか読んでないで構ってよぉ。読んでるだけで何もしないんだからさ〜〜。」          

おそ松兄さんが僕の背中に寄り掛かりなながら言う。
何も出来ていないのは事実だ。認める。
でもこのつっかかり方は流石にうざったい。
「何もしてないのは兄さんもだろ!あと重い。どけ。」
「なんだよぉ、冷てぇなぁ...」         
そう言いながら兄さんはしぶしぶと動き始めた。
立ち上がったと思ったら、僕の目の前に座り直した。
•••なんか顔近いんですけどおおおおおぉ??
                   
「あのさぁチョロ松。」
低い声で言われたからか、体がビクッと少し跳ねてしまった。
「な、何...?」            
おそ松兄さんと言えど、こんな声で言われるとちょっと怖い。
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