★陽だまりの中で★【完結】

□18_良いところ
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十一番隊
鍛錬場


ガンガンと竹刀の激しい音が響いている

隅には既にのされたのであろう十一番隊士の山・・・



「・・・おい、なにやってんだ」


「ちょっと、星、何やってるのっ!」

「星先輩っ!?」


どこからか帰って来た十一番隊の一角と弓親、そしてその二人に付いてきていた恋次が鍛錬場の惨事を見て驚く

「ん〜、ちょっと隊士かりたわよ」

対して運動にならなかった・・・と

「・・・お前、色々おかしいだろ。四番隊が十一番隊の隊士を大量にのしてんじゃねーよ・・・」


星が強いのは3人とも知っていたけど、ここまでやり過ぎる事はない

たまに相手をするけど、適度に打ち合って、体を動かす程度


それでも確かに十一番隊の隊士よりも強いけど・・・


こんな無茶をしたのは初めてだった

「もう、どうするんだよ。こんなに・・・」

「ちゃんと治療もするから良いでしょ!」

大量にのしてしまった十一番隊全員の治療を始める星


平気な顔をして・・・


「じゃ、次は一角ね。恋次でも良いけど?」


再度木刀を構えた


星と鍛錬する事は特に問題はないが、今日の星は明らかに様子がおかしい



「ねぇ、何かあったの?」


弓親が問うが・・・


「何もないわよ」


別に・・・と拗ねたような顔をする星


本当に珍しい事があるものだ・・・と


3人がそう思っていると・・・


「こんな所にいたのか、星。四番隊の奴が探してたぞ」


そう言って迎えに来たのは星の霊術院時代の友人である修兵だった


ちょっと出てくる・・・と珍しく行先も言わずに出て行った星を探していた四番隊隊士と会った修兵が星を探しに来たのだった






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