幻のポケモン擬人化

□第二話ニンゲンっていいな
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しばらくするとレジロックの
姿が見えた

「おまたせー!」

砂埃まみれではあはあ息を上げている

「どうしたのレジロック!?」

とレジスチルが聞くと
レジロックは笑いながら答える

「いやー私のいた遺跡って
砂漠じゃん?
前の姿だったら
何てことないんだけど
今ニンゲンになっちゃったから
肌は乾燥するし髪はキシキシに
なっちゃうし、砂嵐で
前は見えないで
もーやになっちゃう!
ニンゲンって大変だね」

口ではそういってるが、
まんざらでもない様子のレジロック。
むしろ楽しそうだ。

「…元の姿になって来たら
いいじゃない」

レジアイスの発言にレジロックと
レジスチルは驚く

「「はい?」」



何でもないという顔で続ける
レジアイス

「知らなかった?
少し念じたら…ほら前の姿に
なれる。」

ぱっと前の姿に戻ったレジアイスを
まじまじとみる二人

「前の姿にもなれるんだ…」

「なんなの!その設定!」

「ニンゲンになるときも
少し念じると…
ほらニンゲンなった」

ぱっとニンゲンなるレジアイス。
思わず二人は拍手をした。

「なんでそんなことを
レジアイスは知ってんの?」

「…わたしの住んでる遺跡って
海に囲まれてるじゃない?」

「うんそうだね」

「元の姿の時は飛べたから
なんの問題もなかったんだけど
ほらいまはニンゲンでしょ?
飛べないから困ってたのよ
目的地まで泳いで渡るわけにも
いかないし」

「そうだよね私とレジスチルは
周りは陸だからね
そうゆう心配はないわ」

「それで元の姿になれないかな…
って思ってたら」

「戻ったのね」

「…そうゆうこと」

レジアイスの説明を聞いた後
レジスチルとレジロックは
元の姿に戻ろうと念じてみた。
すると煙を立て
見事元の姿になったのだ。
しばらくの間ニンゲンになったり
元の姿に戻ったりと繰り返して
遊んだ。
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