幻のポケモン擬人化

□チルの1日 後編
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「あははごめんね
ちょっと話に熱が入って…
びっくりした?
まさかぼくの仲間がいるとは
思わなくて」


「仲間?」

「父がね考古学者の支援していてね
ぼくもちょっとだけ考古の知識が
あるんだ。」

ちょっとだと謙遜するダイゴに
謙遜しなくてもとチルは思う。
書かれてていたものについて
ダイゴが説明してくれた。
それは全て的をえたもので
この人は本物の知識がある人なのだと
チルは思っていたからだ。


「ぼくは洞窟や遺跡に
しょっちゅう足を運ぶんだけど
そこにまれに暗号や仕掛けが
あったりするから
それをぼくの目的のついでに
記録を取って父に渡してるんだよ」


「支援できるってことは
大きな会社なんですね
すごい…

ダイゴさんの目的ってなんですか?」


「ぼくは珍しい石が好きでね
だから珍しい石を探して
採取するために
全国を旅してるんだ」

「…ダイゴさんって二十歳前後
くらいですよね?」

「うん25歳だよ?」

「旅してるっていってましたが
お仕事…大丈夫なんですか?」

「大丈夫だよ
仕事として石集めしてるから。
まあ趣味に近いけどね

それにもう一つ大事な仕事あるから」

びっくりしたダイゴさんは
仕事してないのかと思った。

「…お父さんの会社のですか?」

「まあそれもだけど
内緒にしておこうかな?」


「えー!なんでですか!」


ダイゴは間を空け
チルをまっすぐみて微笑む。




「君ならその仕事をしているぼくに
会える気がするから」
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