幻のポケモン擬人化
□ついに!?
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「まあ脅威がないことは
いいことだけどね」
チルはため息をつく。
そう、そうなのだ。
アイス、チル、レロは
ハルカに封印を解いてもらった際、
なにかお礼をと、ハルカに
点字で伝えたら
何かハルカが困ったら助けてくれと
頼まれたのだ。
もちろんハルカが困るような事が
あれば、
すぐ駆けつけるし、 必ず助ける。
だけど
今ホウエン地方で強いハルカが
困るような事が
そうそうないのだ。
「またカイオーガとグラードンが
喧嘩するような大変な事態が
起きたらねぇ…
ハルカの助けになれるかもだけど」
それはそれで色々大変なんだけどね。
とレロ。
「あの人達の喧嘩は
災害が起きるから迷惑なんだよね 」
と苦笑いのチル。
カイオーガ側では大雨や大波で
水没や洪水が起こるし、
グラードン側ではひでりがすごくて
川は干上がり、草木は枯れる。
とてもじゃないけど
両方ポケモンも人も生きていけない
土地へと変わっていく。
「まあ行き過ぎる前に
あの二人の喧嘩なら
レックウザが止めるだろうし」
実際何度かあった喧嘩を
レックウザが止めているのを
見た事あるアイスは呟く。
その呟きにチルは反応する。
「あ、今回は止めたの
レックウザじゃないらしいよ」