大切な思い出をつくろう_1

□1_死んで、生まれた日
3ページ/4ページ

『なんで趣味知られてるんだろう。悪魔って言ってたけど、魂食べられたから趣味がバレてるのかな。それとも悪魔の特殊技?つーか、どのへんに落とされるんだろう…見た目どうなってるか、ものすごい気になるな』

魂は、急高速で墜落した。

それはもうビル100階から飛び降りた位の猛スピードで。

体があったら死ぬだろうということ請け合い。

『このままじゃ、いくら二次元の体もらっても死ぬよね。普通に』

「大丈夫。君には能力を授けといた。何やっても死なない超再生力とサイコキネシスとテレパシー、あと経験値をできるだけぶっこんどいたから、今からすごい勢いでレベルアップするからよろしく。でも、金もアイテムもなく、剣以外の装備はしょぼい」

『微妙っすね。色々とデータをいじってくれてありがとうございます。RPG好きなんで、強けりゃ自分で調達します。というか剣だけは上物??』

「ボクの趣味で、君のキャラ設定を“流浪の黒騎士(男)”にしたからね。見た目は、君の趣味を反映・考慮して、黒髪で背が高くてカリスマ美人…?にしといたから喜んでね。じゃ、他の悪魔に食われたら悔しいから食われないでねー、永遠にさよなら!グッジョブ!」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ