*長編*

□第一話
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案の定、激怒した土方と周りは真っ黒に焦げていた





「そんなに怒らなくてもいいじゃないですかィ」


「普通はおこるわ!!びっくりした顔すんなムカつく!」


「見回り行ってきやーす」


「あ!おい!」





逃げるように屯所を出て、少し早い見回りへ



見回り中でも、たまに女からプレゼントをもらうことがある。

ほら、今日も猫なで声でいらねぇ物をくれる





「あのぉ……真選組の沖田総悟さんですよね?」


「私達ぃ……いっしょうけんめい作ったんです!食べてください!」


「わりぃが、どこの馬の骨のもんかわからねぇ奴らの食いもんを食べる気はねぇんでさァ」


「……でもぉ、いっしょうけんめい作ったんです」


「わりぃな、公務中だ。あんましつこいとしょっぴきやすよ」





シッシッと女共を追い払い、再び歩き出す

公務中だなんて言っときながら、公務をする気なんてさらさらねぇが……
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