有象無象の本棚

□ちょっとした心境の変化
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最初は本当に小さなものだった。

砂の粒程でしかなかった思いが、ゆっくりゆっくり、時間をかけて膨らみ熟成されていった。

気付けば自分自身が泣き出したくなるくらい、優しくて哀しくて愛しい思いに変わっていった。
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