短編小説

□無自覚ドS系ボーイッシュ女子×無自覚ドM系美形秀才男子
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昔からあまり恋愛ドラマや少女マンガに興味がもてなかった。




どれをみても男が女にキスしたり泣かせたり。




共感することができなかった。


女子の恋バナにもついていけず。


多分このまま恋愛なんてすることは一生ないと思っていた。



















…あの時までは。





「舞央おはよー‼」


「おはよー」


友達の白河友梨に挨拶される。


友梨は絵に描いたような女の子だ。


二重の大きな目、長い睫毛。


ピンクのリップに白い肌。


茶色く長い髪は緩くカールしている。


俗にいう美少女というやつだ。


高部くんという彼氏もいるが。



「さっきサッカー部の鈴木くんがね〜!」


……かなりの面食い。



そして私、百井舞央。


黒のショートカット。


顔立ちは平凡。(友梨いはく中性的)


身長は175pとかなりでかい。


バスケ部所属。


世間一般でいうボーイッシュってやつらしい。(友梨いはく)



あと


「鈴木くんみたいな人にお姫様抱っこされてみたいっ!」




昔からそういう気持ちが理解できない。





靴箱に向かって歩いていると

「あ、佐藤くんだ‼」



友梨が見ている方を見ると、佐藤優がいた。


佐藤くんは学校の王子様ってやつだ。


身長は167p(友梨いは(ry


端整な顔立ちにくせがなく柔らかそうな茶色い髪。


何を考えているか分からないミステリアスな雰囲気。


学年トップの成績。


吹奏楽部所属。




本当に非の打ちどころがない。


そして



「舞央同じクラスでしょ?いーなー‼」


「…うん」


クラスどころか隣の席で日直も今日一緒だ。











時間がたつのは早く、気づいたらもう放課後。


同じ日直だからといってあの佐藤くんと特に会話するわけでもなく。


ただ二人で日記を書いていた。


「…終わったよ。百井さん」



「…あ、ごめん。ぼんやりしてた。」



もともと社交的な方ではないためすぐ会話が途切れる。


「じゃあ、先生のところ日記持ってくね」


この空気に耐えられず私がそういうと


「あ…待って」


手を引かれ引き留められた。



何かあっただろうか。


「百井さんって…彼氏とかいる?」


「い…いや、いたことない…」


嘘ではない。

実際高2にもなって初恋もまだだ。

けどなぜ。


「…そっか。…ねえ、百井さんって














…男を抱くことに興味ある?」





「え」






今、何と。



「………………俺のこと抱いてくれませんか?」















「ん…ぁ……はぁ」



結局ながされて承諾してしまった私は職員室に日記を置きに行ったあと、佐藤くんが隠れて使っていたという人通りのない教室を使っていた。



とりあえず本人いはく佐藤くんはMというわけではない(らしい)が、同じクラスになって私を見ているうちに抱かれてみたいと思うようになっていたらしい。




恋愛感情なのかも分からない、と。













「あ、ぅ…そこ気持ち、い…」


「男の人って乳首感じるんだ」



つい本音が口から漏れてしまう。



「ぁあ……んぅ」



その言葉にも感じているのか。


証拠に佐藤くんのズボンはもうきつそうだ。

…なんか楽しくなってきた。


「あの佐藤くんが乳首だけで勃つ変態なんてね」


「やぁあ…言わないで…」


「下も触ってあげようか」


そういうと佐藤くんは首を横にふって


「まえ…じゃなくて、うしろさわって…」


といって下着ごと脱いで四つん這いになった。


「…やっぱ変態じゃん」


男の人どうしはそこを使うのは知っていたがいざ目の前にすると変な感じだ。


「ローションなんてないしな…。とりあえず舐めるよ。」

閉じている蕾に舌を這わせた。


「え、あ…やぁあ‼舐めるのだめぇ…汚いぃからあ…ぅ」


「自分から触れって言ったくせに」


そう言って舐め続けていると指が入る位には柔らかくなった。



「…指入れるね」


佐藤くんの秘部はすんなりと私の指を受け入れた。


「あぅぅ…あん…‼あっ‼そこだめえぇ‼」


固くなっている痼を私は執拗に嫐る。


「何で?気持ちよさそうじゃん」

佐藤くんの端整な顔は涙や涎でぐちゃぐちゃだった。


…もっと見たい、かもしれない。


「出ちゃうからぁぁ‼あぁ!イくぅぅ!イちゃ、ぁ――――‼」


佐藤くんは声を出さず達した。


床に白濁が飛び散る。



「はぁ…………ぇ、あ、や、何で、百井さっ、見ないで‼」



佐藤くんがそういうとショロロロとこの場にふさわしくない音とアンモニアのにおいがした。


佐藤くんにとってエッチと排泄は違うのだろう。

首まで真っ赤だった。

「ふぅ……っ…ぅ…ん…ぁ……」


体に力が入らないのだろう。

放尿は長く続いた。



「…すっきりした?」


「……ひっく……ぅ……ごめ…っ…」


佐藤くんの嗚咽が聞こえる。


「大丈夫だよ。誰にも言わないから」


そういって濡れるのも気にせず佐藤くんを抱きしめた。


どうしよう。




好きになるつもりはなかったのに。
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