一緒にいたい存在(HUNTER×HUNTER)
□二次試験×料理×戸惑い?
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地面に降り立った人物。
それは審査委員会の会長であり、ハンター試験の最高責任者のネテロ会長だった。
ネテロ会長はメンチを見て、いきさつを質問した。
すると、メンチは美食ハンターを軽んじる発言にカッとなって審査が厳しくなったと反省点を言う。
「私は試験管を降りますので、試験のやり直しをお願いします」
メンチがそう言うと、ネテロ会長はうむと言うもすかさず「しかし、急に別の試験管を用意するのも面倒な話じゃ」と述べる。
「申し訳ありません」
「・・・よし、ではこうしよう。試験管は続けてもらう。ただし、新しい試験にはキミにも実演と言う形で参加してもらう・・・というのはいかがかな?その方が受験者も納得いきやすいじゃろう」
ネテロ会長の言葉にメンチは「そうですね・・・それじゃあ、新しい課題は・・・」と顔を上げた。
「ゆで卵ってことで!」
「ゆで卵?!」
メンチの言葉に周りは騒然とする。
「会長、私達を飛行船でマフタツヤマまで運んで頂けませんか?」
「マフタツヤマか?なるほどのう。おぉ、いいとも」
会長とメンチの言葉に笑みを浮かべる受験者たち。
ヒロエはそんな受験者やゴン達を見て、首に下げているペンダントを強く握り締めた。
(この試験が終わったら、ゴン達に話そう・・・国のこと、私の家のこと・・・私が話せること、全部!)
そしてその場にいた全員が乗った飛行船は、マフタツヤマへと向かった。