一緒にいたい存在(HUNTER×HUNTER)

□話×思い×試験前夜
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合格者は再び飛行船に乗り、次の目的地に向かっていた。

「残った42名の諸君に改めて挨拶しとこうかのう。ワシが今回のハンター試験、審査委員会最高責任者のネテロである」

「秘書のビーンズです」

「本来ならば最終試験で登場する予定じゃったが、一旦こうして現場に出てきてみると、なんとも言えぬ緊張が伝わりいいもんじゃ。せっかくじゃからこのまま同行させてもらうわい。ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」

ネテロがそう言うと、ビーンズが口を開いた。

「えー、次の目的地には朝の8時に到着予定です。食堂に食事もご用意しました。ご休憩なさるのも構いません。こちらから連絡するまで、各自自由に時間をお使いください」

その声にキルアは「よしっ、ゴン。飛行船の中探検しようぜ!」とゴンを誘った。

「うん!」

「私も行きたい!」

三人はそう言って走り出す。

「元気なやつら」

レオリオのその言葉は三人には届かなかった。
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