一緒にいたい存在(HUNTER×HUNTER)

□二次試験×料理×戸惑い?
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二次試験が始まり、キルア達はブタを探していた。

その中でヒロエは浮かない顔をしていた。

キルアはそんなヒロエに「どーした?」と声をかけた。

「キルア・・・」

「ん?」

「・・・ううん、なんでもないっ」

ヒロエはそう言って作り笑いを浮かべた。

それで逃れられる。

そう思ったのだ。

しかし、それはゴンの言葉でふさがれる。

「いたよ?ブタ」

その言葉に全員、ゴンの視線を追う。

「・・・骨、骨を食べてるよっ」

「・・・」

あきらかにブタに怯えるヒロエを見て、キルアは前に立つ。

「ったく、なんでもなくねーじゃん」

「キルア・・・」

「お前の弱点、試験管達には黙っててやるよ」

ヒロエにしか聞こえないように、キルアはそう言った。

「ごめん・・・」

そのとき、レオリオの声がした。

「こいつら、頭が弱いみたいだな」

みんなの視線を集めていたのはゴンで、そのゴンが引き金だと思った。

それを見たヒロエはキルアの肩を掴む。

「・・・キルア、ここは私にやらせて?」

「だいじょ・・・わかった。オレはオレの獲物を捕る」

「うん」

キルアに頷くと同時にヒロエはしゃがむ。

「・・・行くぜ」

キルアの声を合図に飛び出す。

そして、ブタの頭部をめがけ、しゃがんだ際に手にした石でヒロエはブタの頭部を攻撃した。

そこから捕獲した者は試験場所へと急いで戻った。
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