一緒にいたい存在(HUNTER×HUNTER)
□三次試験×待ち受ける試練
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「ったー・・・!」
下に着いたヒロエはそう言って、周りを見た。
部屋の一角には台があり、そこへ向かう。
「ん?・・・『戦いながら下へ降りろ』?」
ヒロエがそう言ったとき、スピーカーから声がした。
『そのとーり!君の選んだのは戦いながら、下に降りるだけの部屋さ』
「・・・じゃあ、この部屋から始まるんですか?」
『ああ、そうさ』
スピーカーの声が途絶えたと同時に奥へ通じる道から、人が一人、歩いてくる。
「おや。相手は女の子じゃないか・・・」
その声にヒロエは身構える。
「女だからって、舐めてこないで。それより、時間が惜しいの。ルール付きか早く始めるか・・・決めてください」
「ルールを決めよう。俺とはデスマッチ。死ぬまで戦う。どうだ?」
その人物の言葉に、ヒロエは顔を俯かせた。
人を殺したことがないからだ。
「・・・死ぬまでには従えない。気絶したら。それに変更して」
「まぁいい。そうしよう」
そう言ってその人物は布を取った。
「・・・」
ヒロエは手に短剣を握る。
それから戦闘が始まった。