第1部 爆臨!!イナカイザー!!

□第4話 刺客、第5話 巨大化、第6話 不敵な笑み
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第4話 刺客

時は少し遡る。
アジサイ小町「今日は散歩日和のいい天気さね。たまには町で買い物と洒落込もうじゃないさ」
火焔猫燐「るんるん、今日は死体日和だねえ…。あの地下空洞の死霊の臭いが今日は一段と強くなってるみたいだし」
アジサイ小町「おや、あれは火車の妖怪か…。近くに死体でもあるのかねえ。…おや?」
※スネ夫が自慢する時のBGM
スネ夫「じゃじゃーん!いいだろう、僕のパパがコナミの社長と知り合いでね、未発売のサントラを特別に貸してくれたんだ!」
ジャイアン「おおー!すげー!」
しずか「凄いわ、流石スネ夫さんね!」
スネ夫「へへ、今からみんなで僕んちに来なよ!一緒に聞いてみよう!」
のび太「ねえ、僕も僕も!」
スネ夫「悪いなのび太、このCD三人用なんだ」
のび太「えぇー!そそ、そんなぁ…」
ジャイアン「ははは、残念だったなぁのび太!」
アジサイ小町「これこれ、仲間外れはいけないよ」
しずか「あら、どちら様かしら?」
アジサイ小町「あちきはアジサイ小町、花の妖怪さね。アジサイと呼びなんし」
ジャイアン「何!?妖怪だって?」
アジサイ小町「といっても無害だから心配しなさんな」
スネ夫「結構美人さんじゃない」
アジサイ小町「そうだ、さっき言ってたCD、良かったらあちきにも…」
こころモモンガ「あっ!アジサイさん、人間を驚かしたら駄目だっていつも言ってるじゃないか!」
のび太「あ、また違う子だ!」
しずか「男の子かしら、女の子かしら」
スネ夫「どっちにしても凄く可愛いね」
アジサイ小町「おや、こころじゃないのさ。違うよ、あちきは仲間外れを止めてたのさ」
こころモモンガ「本当…?それはそうと、ねず君見なかった?」
アジサイ小町「さあ、見てないね…。どうかしたのかい?」
こころモモンガ「それがね、今日も宝探しに行ったみたいなんだけど、彼が向かった先から死霊の気を感じるんだ」
アジサイ小町「死霊…さっき通りかかった火車の妖怪が言ってたねえ」
スネ夫「あの、あなたはどちらさんで?」
こころモモンガ「僕はこころモモンガ、森の音楽隊のリーダーだよ。こころって呼んでね」
スネ夫「僕は骨川スネ夫です!」
ジャイアン「剛田武だ、ジャイアンと呼んでくれ!」
のび太「僕、野比のび太!」
しずか「私は源しずかよ」
アジサイ小町「さて、自己紹介も済んだところで…ねずのことはやっぱり気になるねえ」
こころモモンガ「みんなちょっと待って、誰か近付いてくる…!」
草薙剛「やっと見つけたぞ…妖怪共め!」
えなりかずき「わくわくさんからもらったこの装置が役に立ったようですね」
しずか「誰…!?」
草薙剛「おいガキ共…そこの妖怪二人を引き渡せ、さもなくば容赦はせん…!」
全員「…!!」
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