第2部 魔女の監獄≪ウィッチズ・プリズン≫

□第25話 紡がれる答え、第26話 ゲットバッカーズ、第27話 機械仕掛けの狂気
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第25話 紡がれる答え

コナン「それにしても、光彦…。あいつもわくわく団なんだよな…。本当に、バカな奴だぜ…」
阿笠博士「そうじゃ、わくわく団に寝返った光彦君は必ず連れ戻さねばならん」
歩美「でも光彦君、凄く強かった。あんなに投げナイフが上手だなんて、歩美知らなかったよ」
姫「ふふん、恐らくわくわくさんの発明によるものだろう。ただの人間が突然力を得るなどありえぬ」
灰原「だとしたら、わくわくさんは非力な人間に力を与える発明までしているというの?」
コナン「姫の言葉が正しいなら、そういうことになるな」
インデックス「ううん、その投げナイフ…怪しいんだよ。多分そのナイフに仕掛けがあるんじゃないかな?」
姫「今はそのことを考えていても仕方あるまい、いずれ分かることだ。それよりもねずみ侍の所在が分かったかも知れん、行くぞ」
元太「行くって何処へだよ?」
阿笠博士「作戦室じゃよ、わくわく団についての情報はそこで全て調べておる」
元太「まじかよ!何かすげー本格的じゃねえか!」
姫「フランドル、お前はそこで見張っているのだ。何かあれば警報を鳴らすが良い」
フランドル「ふが」
一同はフランドルに見張りを任せ、作戦室へと向かう。
阿笠博士「着いたぞい、ここが作戦室じゃ」
歩美「広ーい!それに何だか近未来みたい!」
元太「こんな部屋SF映画でしか見たことねえぞ!」
九鳳院紫「そうであろう!私も初めて見た時は驚いたのだ!」
姫「どうだ、森の音楽隊の監禁場所は掴めたか?」
鏡音レン「うん、何とか情報を掴むことには成功したよ」
鏡音リン「わくわく団のセキュリティは固かったけどね」
姫「ふふん、でかしたぞ」
九鳳院紫「流石はリンとレンだな!」
鏡音レン「で、情報だけど、今現在わくわく団に捕まっているのは森の音楽隊リーダーのこころモモンガを筆頭にアジサイ小町、ねずみ侍、そしてつい先ほどそよかぜリスとほしぞらイタチが収容所に監禁されているよ」
歩美「えぇー!?ねずみさんの他にもそんなに!?」
姫「なるほど、もう半分以上もか…随分と早いのだな」
インデックス「急がなくちゃいけないんだよ!」
灰原「それで?彼等は何処に監禁されているのかしら?」
鏡音レン「わくわく団の収容所…それは、地図だと丁度この位置になるね」
鏡音リン「でもそこは魔女の監獄≪ウィッチズ・プリズン≫と言われ、地元では恐れられているそうよ」
歩美「何だか怖そう…」
鏡音レン「当然警備も厚いし、中にはわくわく団の幹部クラスだって何人かはいるよ。特に管理者の琥珀って人は怪しげな研究をしていてゴロリと並ぶわくわくさんの助手だって言われているんだ」
鏡音リン「魔女の監獄≪ウィッチズ・プリズン≫の名前の由来がその琥珀よ。データによるとあのイナカイザーの設計も彼女が担当したみたい」
元太「そんなやばい奴がそこの親玉なのかよぉー」
鏡音リン「とてもじゃないけど、今の私たちが行っても返り討ちに遭うことは確実よ。」
コナン「バーロー、だったら黙って見過ごせっていうのかよ!」
九鳳院紫「コナンの言う通りだ!事態は一刻を争うのだぞ!」
阿笠博士「姫、それについてはどう判断するのじゃ?」
姫「当然行くに決まっておろう」
九鳳院紫「姫ならそう言うと思ったぞ!」
鏡音リン「ちょっと正気!?このメンバーで敵地に乗り込むなんて、自殺行為にも程があるわ!」
姫「確かにそうであろう、だが私に考えがある」
鏡音レン「その考えって?」
元太「何だよ何だよ、勿体ぶらねえで教えてくれよー!」
全員が注目する中、姫の口から紡がれる答えは。
姫「奪還屋を雇おう」
次回、わくわくさんの野望
第26話 ゲットバッカーズ
お楽しみに!
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