第２部 魔女の監獄≪ウィッチズ・プリズン≫
□第２５話 紡がれる答え、第２６話 ゲットバッカーズ、第２７話 機械仕掛けの狂気
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第２７話 機械仕掛けの狂気
元太「俺達に出来ることってないのかよ！コナンばっか抜け駆けしやがってよお！」
インデックス「私達は待ってるしかないんだよ。」
灰原「待ってるだけじゃ不満かしら？」
元太「当たり前だろ！」
歩美「うん、じっと待ってるだけなんて納得いかないよ！」
灰原「ヒガナを含めて出払っている四人が戻るまでの辛抱よ、彼等が戻ったら行動に移すわ。」
元太「他にも人がいたのかよ！」
歩美「しかも三人も！」
阿笠博士「ヒガナは言わずもがな、他の三人もみんな実力者揃いじゃよ。」
インデックス「その人達と一緒なら安心なんだよ！」
元太「その三人ってのは今何処にいるんだよ？」
灰原「二人は残った森の音楽隊メンバーの保護、一人は仲間の保護に向かってるわ。帰りが遅いことから、わくわく団と衝突している可能性があるわね。」
インデックス「ちなみに残ったメンバーっていうのはつのウサギ、りんりんネコ、きらきら人魚、こうもり伯爵だね。」
灰原「こうもり伯爵の現在の所在は紅魔館、本人の実力もさることながらレミリアなどの強者も揃っているから安心と考えたわ。」
阿笠博士「そこで残りのつのウサギ、りんりんネコ、きらきら人魚を保護するべく戦闘要員を派遣したんじゃよ。」
歩美「へぇ〜、早く会ってみたいなー！」
一方その頃、のび太達一行はこころモモンガとアジサイ小町が連れ去られたことをドラえもんに伝えるべく奔走していた。
のび太「ドラえもんならきっと…なんとかしてくれるはず！」
スネ夫「見えてきたよ、のび太ん家だ！」
しずか「ドラちゃん、いるかしら？」
ジャイアン「うおお、ドラえもん！」
ガチャ…
一行が慌ただしく家の中になだれ込む。
のび太「おーい！ドラえもーん！！」
しずか「待って、何だかやけに静かじゃない？」
スネ夫「そう言えばそうだね…。」
のび太「ママの声が聞こえないみたいだ。」
ジャイアン「いいから早くドラえもんのとこに行こうぜ！」
のび太「うん。」
スネ夫「僕、何だか嫌な予感がするよ。」
ドタドタと階段を駆け上がり、襖を開ける。
しかし、そこには誰もいない。
スネ夫「誰も、いないね…。」
のび太「ドラえもん、何処に行ったんだよ！」
しずか「一階を探してみましょう。」
一行は再び一階に戻る。
のび太「ドラえも〜ん！何処にいるんだよ〜！」
ジャイアン「いるなら出て来〜い！」
スネ夫「ねえ見てよみんな、あそこに人影が！」
しずか「台所みたいね。」
のび太「ドラえもんなの！？」
一行は台所へと赴く。
そこにいたのは、紛れも無くドラえもんだった。
のび太「ドラえもん！！」
ドラえもん「やあ、のび太君。みんな揃ってどうしたんだい？」
ジャイアン「どうしたもこうしたもねえよ！大変なんだよドラえもん！」
ドラえもん「まあまあ落ち着いて…。」
しずか「ドラちゃん、変な二人組に連れ去られた人がいるの！お願い、助けてあげて！」
ドラえもん「そうか、それは大変だったねえ…。」
のび太「ドラえもん、何とかしてよお！」
ドラえもん「ウフフフ…。大丈夫だよ、僕の手に掛かればね…。」
のび太「本当！？」
ドラえもん「ああ、本当さ…。」
のび太「良かったあ！みんな、これで二人共助かりそうだね！」
ジャイアン「なあ、のび太…。」
スネ夫「ジャイアンも気付いた？」
のび太「？…なあに？どうしたの？」
スネ夫「あの奥に転がってるのって、もしかして…。」
のび太「え？奥…？…っ！？ママ！！どうして！？」
しずか「のび太さん、何だかさっきからドラちゃんの様子がおかしいわ。」
ドラえもん「そうさ、この僕の手に掛かればお前達を消し炭にするなど訳無いのだからな！ワハハハハハハ…！！！」
スネ夫「ぎゃあああああ！！！ドラえもんがおかしくなったー！！！」
ドラミ「みんなこっちよ！早く逃げて！！」
のび太「ドラミちゃん！？」
しずか「ありがとう、ドラミちゃん！」
一行はドラミに導かれるまま家を後にする。
ジャイアン「一体どうなってんだよ！」
ドラミ「連絡が付かなかったからおかしいと思って来てみたけど正解だったわね。」
のび太「ドラえもん、一体どうしちゃったの？」
ドラミ「私にも分からないわ、これもわくわく団の仕業なのかしら？」
スネ夫「わくわく団、って…？」
ドラミ「説明は後よ、今は逃げましょう！」
ドラえもん「逃がさんぞォ！！」
ジャイアン「げっ、追ってきやがった！」
ドラミ「たつまきストロー！これで吹き飛びなさい！」
ドラえもん「ぐあああああ！？」
のび太「流石ドラミちゃん！」
ドラミ「取り敢えずレジスタンスのアジトに向かいましょう、そこにみんなもいるわ！」