第2部 魔女の監獄≪ウィッチズ・プリズン≫

□第31話 監獄のマジカルアンバー、第32話 襲来、黒き影、第33話 対面する二人
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第31話 監獄のマジカルアンバー

魔女の監獄≪ウィッチズ・プリズン≫
牢屋エリアにて。
光彦「さあ、着きましたよねずみ侍。お仲間も待っています。」
ねずみ侍「あ?仲間だと?」
光彦「行けば分かりますよ。」
ねずみ侍は牢屋の中に放り込まれる。
アジサイ小町「あのソバカス坊や、また来たのかい。」
こころモモンガ「ねず君!」
ねずみ侍「こころにアジサイじゃねえか、お前らまでいたのかよ?」
アジサイ小町「まさかお前さんまで捕まるとはね。」
ねずみ侍「ああ、奴らに小賢しい手を使われてな。」
アジサイ小町「あちきもだよ、そうでなけれりゃあこんなヘマはしないさね。」
こころモモンガ「良かった、またねず君に会えて…。」
ねずみ侍「一先ず会えて安心だな。」
「放して!放しなさいよ…!」
「暴れないでください、すぐにお仲間に会えますから。」
「そよ君は!?そよ君は何処!?」
アジサイ小町「おや、この声は。」
こころモモンガ「そらちゃん、こんなに大きな声出たんだね…。」
小林幸子「さあ着きましたよ。」
ほしぞらイタチ「え…?みんな、どうしてここに!?」
ねずみ侍「お前と同じ理由だぜ。」
光彦「…幸子さん、貴女もいたんですね。」
小林幸子「おや、光彦君ではないですか。」
ほしぞらイタチ「貴方達の目的は何なの!?」
小林幸子「クス、我が主の壮大なる野望のためですわ。」
ねずみ侍「壮大なる、野望…?」
小林幸子「しかしそれを教える訳には参りませんの、私はこれで失礼いたします。」
幸子がその場を去っていく。
光彦「…幸子さんは一体何処まで知っているのか…。」
光彦がその場で考え込む。
光彦「まあいいでしょう、僕もこれで失礼しますよ。」
幸子に続き、光彦もその場を後にする。
こころモモンガ「何なの?一体…。」
ほしぞらイタチ「分からないわ、何を企んでいるのか…。」
ねずみ侍「で、これからどうするんだ?」
アジサイ小町「アンタはもう分かってるんだろ?」
ねずみ侍「へっ、まあな。」
ほしぞらイタチ「?何をするの?」
ねずみ侍「まあ、見てな。」
こころモモンガ「この闘志は、もしかして…。」
ねずみ侍「ねずみ流抜刀術――斬鉄剣!!」
ズバッ!シャキーーーン!!
ほしぞらイタチ「凄い、鉄格子が…!」
こころモモンガ「一刀両断…。」
ねずみ侍「さ、こんなとこに長居は無用だ。さっさとずらかるぜ!」

魔女の監獄≪ウィッチズ・プリズン≫
管理人室にて。
琥珀さん「研究は着々と進行中です、わくわくさんのお陰でここ最近は順調ですね♪」
翡翠「姉さん、今度は何を…?」
琥珀さん「人間の体にぴったり収まるパワードスーツの研究です、これが完成したら無敵の戦士が誕生しますよ!」
翡翠「メトロイドですか…。」
ガチャ、バァン!(コナンの扉が開く音)
琥珀さん「あらあら、ドアはもう少し静かに開けてくださいまし。」
草薙剛「黙れ!紛いモン寄越しやがって!」
えなりかずき「まあ落ち着いてくださいよ草薙さん。」
翡翠「草薙剛さんにえなりかずきさん、何かご用でしょうか?」
草薙剛「用があんのはそこの魔女だ!巨大化の薬の解毒薬がねえじゃねえか!」
琥珀さん「おや、バレてしまいましたか。」
草薙剛「やっぱわざとかてめー!」
琥珀さん「まあそんなに怒らないでください、解毒薬はちゃんと渡しますから。」
ガチャ、バァン!(コナンの扉が開く音)
琥珀さん「全く、皆さんドアはもう少し丁寧に扱ってください、怒りますよ!」
アンゴル「失礼します!」
草薙剛「何だ!今は取り込み中だぞ!」
アンゴル「申し上げます!牢屋に捕らえていた妖怪が脱走しましたァ!」
草薙剛「ダニィ!?」
えなりかずき「大変なことになったようですね。」
草薙剛「早速脱走した妖怪共を捕獲しに出かける!後に続けえなリー!」
マクベス「心配には及ばないよ、全ては僕の計算≪カリキュレーション≫通りさ。」
草薙剛「マクベス、お前もいたのか。キリトはどうした?」
マクベス「今は在るべき場所にいるよ、来るべき総力戦に備えて…ね。」
えなりかずき「…なるほど、始まるのですね。」
マクベス「流石えなりさん、君には全てお見通しだね。」
草薙剛「何だよ、分かるように説明しろよ?」
マクベス「もうすぐレジスタンスが攻めて来る、防衛戦の始まりさ。」
草薙剛「そいつは楽しみだな、久々に暴れてやるぜ!」
琥珀さん「フフフ、イナカイザーの仇はちゃんと取ってあげますからね。」
翡翠「私は姉さんに付いていきます。」
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